5月号

中島さち子プロデュース|テーマ「いのちを高める」|いのちの遊び場 クラゲ館|
【特集】万博の目玉、シグネチャーパビリオン
STEAM ワクワク!を探す旅へ
~いのちが踊る、いのちが歌う、いのちがひらく~
パビリオンの見どころ
いのちの力(創造性)が開き、つながる場をめざす
「創造性の民主化~つくる喜びをすべての人に~」をコンセプトに、遊びながら体験してもらえるモノがたくさん揃っています。最初に「プレイマウンテン」というオープンスペースを登り、色々な音に触れ合いながら地上の「いのちのゆらぎ場」をめざしてもらいます。そこでは「創造の木」を中心に五感を使う遊具があり、誰かとさまざまな「音」を共に奏でたりすることもできます。ここまでが予約なしに自由に入れるゾーン。地下に広がる「いのちの根っこ」は予約体験エリアになります。「わたしを聴く」で世界中の音を全身で聴き、最後は祭りや郷土芸能をフィーチャーして、皆さんが一緒になって歩いて踊っていただける「わたしを祝う」という空間になっています。いろいろな人とコラボしたワークショップやライブも開催し、世界中のいろいろな人とつながり合える場をめざしています。
万博への意気込み
「民の博」である万博は
多様ないのちの協奏の場
今までは大きいもの、強いもの、多いものが目立つ社会でした。しかし21世紀になったこれからは、声を上げにくい立場の人たちの中にある価値や持っているエネルギーもうねりとなり、爆発するような社会にしたいと強く思っています。1人ひとりが持つエネルギー、創造性、いのちをひらき、文化や祭り、郷土芸能、そしていろんな立場の人たちが混じり合って、未来を生みだしていく。未来はみんなで作る責任があり、同時に自分も未来のかけらを作ることができる。自分1人だけでなく、色々な人たちと音楽をつくるように協奏しながら、未来を作っていくことができる感覚を持ち帰ってもらえれば嬉しいです。
ここがPOINT
多彩なイベントを開催予定
世界の踊りや音楽も大きなテーマの一つ。関連するイベントやミニライブ、トークショー、ワークショップなども実施予定。

世界中の音楽や祭り、郷土芸能を体感
こどもの心にかえる遊び
五感を使ったインタラクティブでプレイフルな遊具がいっぱい。他の人と協奏・共創するタイプの体験展示でいのちの高まりを感じられる!

触ると色々な音がする「振る-と」が生えている
STEAM(Science科学、Technology技術、Engineeringものづくり、Artsアート、 Mathematics数学)の5分野を行き来する、さまざまな遊びを提供。全身と五感で遊びながら、一人ひとりに潜む、多様な「いのち(創造性)」を高めることで、その場にいる人の多様な鼓動が高まり、いのちが高まる"五感の音楽"を生みだす。いのちや創造性にとって大切な「揺らぎのある遊び」の象徴であるクラゲと共に、未来を協奏するパビリオン。
いのちのゆらぎ場
吉野杉の木片でできた「創造の木」を中心に不思議な音を出すものたちが集まった遊び場。展示物に触って遊ぶと音や光がゆらゆらと放たれる
パビリオン
建物の屋根はクラゲをモチーフに、万人万物の持つ揺らぎの世界を表現
わたしを祝う
空間を360度ぐるりと囲むスクリーンを完備。クラゲと共に世界中の祭りや郷土芸能、生演奏を浴び、最後は皆で歩き、踊り、生きている!!!を感じる
クラゲの絵など展示品の製作には、海外の子供達や長期入院中で万博を訪れることができない日本の子供達も描いて携わったという
わたしを聴く
ほの暗い地下空間で、世界中の
音を全身で聴き、新しい自分の
感覚と向き合うゾーン
中島さち子氏
音楽家、数学研究者、STEAM教育家
パビリオン公式サイト
https://expo2025-kuragepj.com/
※写真は開幕に先行したメディア向け内覧会に撮影したもので、実際の建物の形状などが異なる場合がございます