2025年
5月号
5月号

河森正治プロデュース|テーマ「いのちを育む」|いのちめぐる冒険|
【特集】万博の目玉、シグネチャーパビリオン
生物多様性の重要性を発信
多様ないのち、人間だけではなく、色々な生き物のいのちがどんな形で繋がり、共鳴し合っているのかがテーマ。 例えば、魚を食べる時、いのちの流れを中心に考えると、魚と合体して自分になっている。その魚が大阪湾で獲れていれば、大阪湾の海水とも合体しているし、太陽の日差しが暖かく感じるのも、499秒前に太陽を出た光と自分が合体して自分を形成しているから。499秒前、自分は太陽に居て、輝いていた、そんなことが実感できるようなパビリオンになっています。 多様性をキーワードに、生き物と自分たちの関連性や流れの中で捉えていくことによって、新しい時代に向けてのヒントが見えてくる。いのちの、あらゆる生き物の多様性が、今まで以上に輝き続けることがレガシーとなる万博ができればいいなと思います。

カメラ付きVRゴーグルを使い、
VRとMRを行き来する「超時空シアター」。

多種多様な動植物で
構成されたモニュメント「いのち球」
いのちは合体・変形だ!
宇宙・海洋・大地に宿る、あらゆるいのちのつながりを表現。イマーシブ展示「超時空シアター」「ANIMA!」、リアル展示「宇宙の窓」「無限メタモルフォーゼ」ほかで、いのちを守り育てることの大切さの訴求をめざす。

制服をモチーフにしたユニフォームは
河森氏が長年タッグを組んできた
江端里沙氏がデザイン

パビリオンは細胞を表した立方体で構成
河森正治氏
アニメーション監督 、
メカニックデザイナー、ビジョンクリエーター
パビリオン公式サイト
https://shojikawamori.jp/expo2025/
※写真は開幕に先行したメディア向け内覧会に撮影したもので、実際の建物の形状などが異なる場合がございます