5月号

今月の映画
記憶をなくしても、愛は残る―
父と息子が奏でた奇跡の歌
『父と僕の終わらない歌』
かつてレコードデビューを夢見たものの、息子(松坂桃李)の為にその夢を諦めた父・哲太(寺尾聰)。横須賀で楽器店を営みながら、時折地元のステージで歌声を披露し喝采を浴びてきた哲太だが、ある日、アルツハイマー型認知症と診断されてしまう。すべてを忘れゆく哲太を繋ぎとめたのは、家族と仲間、そして彼が愛した音楽だった―。そこから再び、哲太の夢が家族の夢となって動き始める。
INTRODUCTION
病気だから辛いということよりも、愛する人と音楽がある人生は幸せだ!という楽しいメッセージを強く感じる。アメ車にアメカジでご機嫌な寺尾聰の歌が、とにかくかっこいい。
監督:小泉徳宏
出演者:寺尾聰 松坂桃李
佐藤栞里 副島淳 大島美幸(森三中)
齋藤飛鳥/ディーン・フジオカ
三宅裕司 石倉三郎/佐藤浩市(友情出演)/松坂慶子
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会
5月23日(金)より、OSシネマズミント神戸ほか全国公開!
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“美”“若さ”“成功”への執着がやがて狂気に
再生医療で手に入れたのは美しい分身
『サブスタンス』
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再生医療“サブスタンス”に手を出す。注射するやいなや、エリザベスの背を破って現れたのはエリザベスの上位互換“スー”。若さと美貌に加え、エリザベスの経験を持つスーはたちまちスターダムを駆け上がっていく。一つの精神をシェアするふたりには「一週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめ―。
INTRODUCTION
デミ・ムーアの“美”と“若さ”への執着の演技が怖すぎる。まさに怪演。歳をとることへの不安は監督のコラリー・ファルジャも経験済みで、この不安を吹っ飛ばす作品が出来上がったと語っている。
監督・脚本:コラリー・ファルジャ
『REVENGE リベンジ』
出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、
デニス・クエイド
配給:ギャガ
©The Match Factory
5月16日(金)より、OSシネマズミント神戸ほか全国公開!
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