2026年
5月号
5月号
神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座㉕
大正時代の但馬牛の改良
以前ご紹介したように、江戸時代にすぐれた資質を持つ但馬牛の系統=つる蔓が育成されましたが、明治になって大型化を目論み西洋種との交配が進められます。しかし、明治42年の第一回産牛共進会で純但馬牛が主席となり風向きが変わり、西洋種との交雑牛が駆逐されました。
そして今度は純系の但馬牛を改良すべく、再び蔓の育成がおこなわれますが、以前とは少し意味合いが違います。江戸時代の蔓は扱いやすく使役に向いた牛の育成を目的としていましたが、肉食が定着した大正時代からの新しい蔓、新蔓には、肉牛としての資質という視点も加わっており、これが現在の神戸ビーフの高い肉質の土台となっていきました。次回からは代表的な新蔓をご紹介しましょう。















