2026年
6月号
6月号
神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座㉖
あつた蔓
神戸ビーフの高い肉質のベースとなったのは大正~昭和前期に育成された血統集団、新蔓ですが、その代表格と言えるのが現在の香美町小代区の雌牛「あつ」の血を受け継ぐ系統のあつた蔓でしょう。そのルーツは以前紹介した江戸時代の蔓、周助蔓にあるといわれています。「あつ」の孫で、名種雄牛「熱田」「第二熱田」を生んだ「ぬい」の碑が現在も大切にされていますが、その碑文から大正天皇もご覧になったほどの名牛だったことがわかります。
あつた蔓は小型ながら体の締まりが良くて、骨細く皮膚柔らか、毛色も良いなどすぐれた特色があり、この血統から現れた偉大な種雄牛「田尻」が但馬牛のみならず全国の黒毛和種の改良に大きく貢献しました。















