2025年
5月号
5月号
福岡伸一プロデュース|テーマ「いのちを知る」|いのち動的平衡館|
【特集】万博の目玉、シグネチャーパビリオン
生物学者として、生命(いのち)とは何か、生きることの意味は何かという問題に正面から取り組みました。その答えがこの「いのち動的平衡館」です。動的平衡とは、命は流れの中にあるということ。物質やエネルギー、情報を取り込みながら自分の命を創り、それを他の命に手渡す流れのことを動的平衡と言います。パビリオンでは、この生命の基本原理を世界初の立体シアターで体験できます。いのちが輝くのは生命が有限だからとの考えに基づき、必ず訪れる死の意味を肯定的に捉える答えを提案しています。
いのちはうつろいゆく流れの中にある。
生命の流れと哲学を探求するパビリオン。深海のように暗い館内で、32万個のLED電球を使った光のインスタレーションで生命史を表現。38億年前の「いのちの誕生」から始まり、「生命とは何か」と「死とは何か」も考えるストーリー。

地上からふわりと浮かんだような大屋根が特徴。
うねる屋根は細胞膜がモチーフ
生物学者、青山学院大学教授 福岡伸一氏

パビリオン公式サイト
https://www.expo2025-fukuoka-shin-ichi.jp/
※写真は開幕に先行したメディア向け内覧会に撮影したもので、実際の建物の形状などが異なる場合がございます












