2017年
7月号
311名のフルート愛好家が旧居留地に集い音色を響かせた(写真:神戸市提供)

華やかな宴でフィナーレ!|神戸国際フルート音楽祭& 神戸国際フルートコンクール

カテゴリ:見どころ, 音楽・舞踏

神戸のまちがフルートの音色に包まれた「神戸国際フルート音楽祭~音楽で楽しむ開港150年」が幕を閉じた。異人館や教会、旧居留地など神戸らしい風景を舞台とした音楽祭は、約3か月にわたり、神戸のまちをコンサート会場に。そのグランドフィナーレは最後まで市民が奏でる音楽であふれた。

 音楽祭のメインイベントとして開催された「第9回 神戸国際フルートコンクール」は、応募者240人の中から、予備審査によって選ばれた若きフルーティスト53名が揃い、ハイレベルな演奏で会場を沸かせた。会場となった神戸文化ホールには、審査が進むにつれ聴衆が増え、本選が行われた6月3日(土)には入場制限が行われたほど。その嬉しい誤算は、市の補助金廃止など存続が危ぶまれたこともあったコンクールの認知度が上がった結果と言えよう。
 頂点に立ったのは、エレーヌ・ブルゲさん(フランス)とユ・ユアンさん(中国)。表彰式後の披露演奏会では、2人の晴れやかな表情が見られ、会場は大きな拍手に包まれた。
 コンクールを締めくくる祝賀記念パーティーは、前回の優勝者セバスチャン・ジャコーさんの演奏でスタート。お祝いにふさわしい音楽が会場を優雅に包んだ。
 地元経済界を中心とした企業で結成された応援実行委員会による演出は音楽に限らず、パーティーを華やかに彩り、出席者は700名を超えた。早くも4年後の第10回開催に向け、期待が高まる。

311名のフルート愛好家が旧居留地に集い音色を響かせた(写真:神戸市提供)

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