5月号

女性と女児のための教育の向上を 国際ソロプチミスト神戸(SOROPTIMIST INTERNATIONAL of KOBE)
人権と女性の地位を高めるために奉仕活動を行う世界的な女性団体「国際ソロプチミスト」。3月30日には、国際ソロプチミスト神戸が主催となり、第41回チャリティバザーが開催された。会場となったポートピアホテル本館B1Fには、もったいないコーナーやSI神戸セレクト、ブランドコーナーなど多数のブースが出店。11時の開場と同時に多くの人が詰めかけた。この日の収益金の一部は、「マーサを支える会」に寄付された。マーサ・ターケットさんの母国・リベリア共和国では、2003年の内戦終結までの14年間で、30万人が命を落とした。マーサさんも難民キャンプで暴行を受けたことで、歩くことができなくなった。しかし、そんな絶望的な中でも学ぶことをあきらめず、国境なき医師団の日本人看護師・美木朋子さんの献身的な支援によって日本の大学で学ぶという夢をかなえた。マーサさんは現在、大分県にある立命館アジア太平洋大学で大学生活を送っている。「国際ソロプチミスト神戸をはじめ多くの方のサポートにより、私は“学ぶ”という夢を叶えることができました。将来は国連で働き、難民をサポートしたい。そして、母国に学校を建てて子供たちが教育を受けられるようにしたい」とマーサさん。国際ソロプチミスト神戸・奥田京子会長は、「今年は例年にも増して多くの方にお越しいただき、大変感謝いたしております。今後も女性と女児のための教育の向上にお役に立てれば」と話した。

マーサ・ターケットさん

マーサさんの生い立ちを綴った『スペシャル・ガール』

熱気にあふれる会場

例年にも増して多くの人が詰めかけた

「ワークホーム明友」のブース。手作りの商品が並ぶ

奥田会長からマーサさんに目録が贈呈された

会場外のホールには抹茶席が設けられた

会員もブースを出展

会場外のホールも人であふれた