2015年
11月号
阪神間ゆかりの作家の作品の蒐集にもつとめ、紹介している

大谷竹次郎の邸宅庭園と美術コレクションを公開 西宮市大谷記念美術館

カテゴリ:文化・芸術・音楽

 元昭和電極(現SECカーボン(株))社長・大谷竹次郎から西宮市に寄贈された土地、建物、美術作品をもとに、1972(昭和47)年11月に開館した。建物は増改築ののち、庭園など邸宅の趣はそのままに、スタイリッシュな内外観。エントランスからは滝や庭園を見わたすことができる。
 日本近代洋画、近代日本画、フランス近代絵画を中心とした当初のコレクションに加え、新たなジャンルの作品の蒐集にもつとめ、館蔵品展以外にも、毎年恒例の「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」や、現代アートの展覧会などを企画し、話題を集めている。

水と緑あふれる美術館


エントランスから絵画のように庭園をのぞむ


庭園には小川が流れる


阪神間ゆかりの作家の作品の蒐集にもつとめ、紹介している


西宮市大谷記念美術館

西宮市中浜町4-38 TEL.0798-33-0164
西宮市制90周年
「松谷武判の流れ MATSUTANI CURRENTS」
西宮とパリの2つの拠点を往復しながら制作活動を続け、独創的名作品を生み出してきた美術家・松谷武判(1937-)の創作の軌跡を紹介します。
■会期 12月6日(日)まで開催中
■休館 水曜日
■時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
■料金 一般800円 高大生600円 小中生400円

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  • 電気で駆けぬける、クーペ・スタイルのSUW|Kobe BMW
  • フランク・ロイド・ライトの建築思想を現代の住まいに|ORGANIC HOUSE
〈2015年11月号〉
神戸の粋な店 伊藤グリル
ALL NEW JAGUAR XF
特集 ー扉 阪神間モダニズムと住まい
日本の生活を大きく変えたマイルストーン
阪神間モダニズムを育んだ3つの川 夙川、芦屋川、住吉川
茅渟の海を望む地 山芦屋の歴史と価値
山芦屋は「建築博物館」
山芦屋に佇む、村野藤吾の名建築 中山悦治邸
緑あふれる住宅地 夙川の起点となった香櫨園
ネオ・ゴシック様式の聖堂 カトリック夙川教会
随所に施された何気ない「上質」 旧山本家住宅
生活をアートに変えるエスプリ 浦太郎邸
「日本一の長者村」 財界人たちが邸宅を構えた住吉村
阪神間モダニズム邸宅の傑作 旧乾邸
阪神間モダニズムの一角を 形成した〝住吉〟
日本経済を動かした、地域コミュニティ「観音林倶楽部」
日本の発展に尽くした実業家 平生釟三郎
「阪神間モダニズム」ゆかりの美術館をめぐる ―扉―
大谷竹次郎の邸宅庭園と美術コレクションを公開 西宮市大谷記念美術館
文豪の世界と地域文化を継承する 芦屋市谷崎潤一郎記念館
安井武雄の建築思想が息づく私邸跡 公益財団法人山口文化会館 滴翠美術館
俳人・高浜虚子の作品と出会う 虚子記念文学館
国宝・重要文化財を含む貴重なコレクション 白鶴美術館
村山龍平が後世に遺そうとした古美術 香雪美術館
女流画家の夢がつまった小さな美術館 世良美術館
秋の神戸観光 半日で行って帰れる 紅葉スポット!「神戸市立須磨離宮公園」
秋の神戸観光 世界の森の紅葉を楽しもう 「神戸市立森林植物園」
秋の神戸観光 高山ならではの紅葉の美しさ 六甲高山植物園 他
街全体が歴史によって刻まれた 建築・住居学の実物大教科書
国際都市神戸にふさわしい環境
地域の人たちの温かさと 豊かな自然に囲まれて
国際ロータリー第2680地区 神戸西ロータリークラブ 心の「四季節」便り
連載コラム 「第二のプレイボール」Vol.9
兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第五十五回
神戸のカクシボタン 第二十三回
草葉達也の神戸物語
神戸鉄人伝(こうべくろがねびとでん) 第71回
第二十一回 兵庫ゆかりの伝説浮世絵
触媒のうた 57
有馬歳時記 有馬 “ニューオープン” へてから 有馬温泉店