2015年
11月号
稲畑邸に隣接して建てられた虚子記念文学館

俳人・高浜虚子の作品と出会う 虚子記念文学館

カテゴリ:文化・芸術・音楽

 明治から昭和期にかけて活躍した俳人・高浜虚子についての資料の保存、公開を行う。虚子の孫娘で俳誌「ホトトギス」名誉主宰者である稲畑汀子先生の邸宅に隣接して、2000年2月に開館。
 虚子の生涯を展示した常設展示室には、虚子の遺した作品の数々が収められている。また、気軽に調べ物ができる開架式の図書室、句会や講演会などの活動を行う多目的ホールを併設し、外部階段の側壁には俳句を染め付けたタイル「俳磚」を掲示。また、南向きの庭園は楠の木の緑が美しい。ここでは、足元に今日では絶滅しつつある山草や野草を見ることができる。

左上の人物が正岡子規。子規を囲んだ句会の様子。虚子の姿もある


明治30年(1897)に創刊された「ホトトギス」の第一号


稲畑邸に隣接して建てられた虚子記念文学館



虚子記念文学館

芦屋市平田町8-22
TEL.0797-21-1036
■開館 10:00~17:00(入館は16:30まで)
■休館 月曜日、祝日・振休の翌日、年末年始
■料金 一般500円 18歳以下300円
■HP  http://www.kyoshi.or.jp

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〈2015年11月号〉
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