2015年
1月号
1月号
芦屋を歩く(4) 日本料理 あめ婦
美味しいものを知っている芦屋の人たちを唸らせる味
山手幹線沿い、ガラス張りのスタイリッシュな外観。季節感を演出して飾られる花が道行く人たちをも楽しませてくれる。「あめ婦」は芦屋の日本料理銘店として三十余年の歴史を刻んできた。武田尾温泉の料理旅館を経営する両親の下で育ったオーナーの里深久起さん。美味しいものを知っている芦屋の街でのオープンは難しいという声もあったが、「何となくこの街が気に入って、来てしまいました」と言う。修行の経験はないが、今やその料理が“味にうるさい”芦屋の人たちを唸らせる。「子どものころから無意識に舌が覚えていた味を再現しているのかも知れません。でも何より、地元の皆さんにここまで育てていただきました」。
店名「あめ婦」の由来は、父親の故郷・淡路島で昔、庄屋をしていた頃の屋号。『安』『女』『婦』どれも『女』という文字が入っているように、女性一人でもゆっくりお食事していいただける店にしたいという思いが込められている。店内には、女性グループや家族連れに最適なテーブル席、ご夫婦や“お一人様”で落ち着いてお食事ができるカウンター席、6~7名の会合にも利用できる和室が用意されて、使いやすさも人気のひとつ。
お昼のみの「あめ婦御膳」4,000円、「お懐石」5,500円~15,500円で4コース(価格は税別)。野菜や魚などの食材は、毎朝、大阪中央御売市場へ出かけ、自分の目で確かめる
日本料理 あめ婦
芦屋市大原町7-9
TEL:0797-23-3600
営業:11:30~14:00
17:00~21:30
休業:水曜定休