2018年
3月号
格調あるスペインコロニアル風の倶楽部ハウス

国際基準を満たす戦略性と然と調和した美しさを併せ持つ《六甲国際ゴルフ倶楽部》

カテゴリ:ゴルフ, 神戸

六甲国際ゴルフ倶楽部
取締役総支配人
尾崎 公総 さん

数あるゴルフコースの中でも、厳しい国際トーナメントの基準を満たすコースのひとつ「六甲国際ゴルフ倶楽部」。1983年に続き2015年に2回目の「日本オープンゴルフ選手権」を開催するなど、数々の歴史的舞台となった〝ろっこく〟の魅力を尾崎公総支配人にお話しいただいた。

プロゴルファー青木功や宮里藍の歴史的舞台に

 1975年、名匠・加藤福一氏の設計により六甲国際ゴルフ倶楽部は開場しました。距離がしっかりあり、フラットで広いフェアウェイは「関西でも他に例を見ない雄大なスケール」と高い評価を受け、3度の関西オープンゴルフ選手権、パナソニックオープン開催を経て、1983年には日本ゴルフ界最高の権威を誇る「第48回日本オープンゴルフ選手権」を開催しました。その後、数々の大会を開催し、「サントリーレディスオープン」も今年開催予定の28回大会で13度目です。毎大会環太平洋のトップアマを招待し、将来の世界的なプロ育成を目的としています。大会で、ゴルフ発祥の地・神戸にふさわしい趣旨と実績をもった大会でもあります。長年にわたる開催を経て、今では神戸の初夏のゴルフイベントとしてすっかり定着しています。特に昨年は宮里藍プロの国内最後になった記念大会が神戸にある当倶楽部で開催したというのも不思議なご縁を感じます。この六甲国際から、日本中のゴルファーの彼女に対する感謝の気持ちを伝えた、記憶に残る大会ではなかったかと思います。記録的なギャラリー数や視聴率でしたが、いずれにせよ、この様な意義深い大会が神戸で、あるいは六甲国際で開催されたことを本当にありがたいと感じます。

ニクラウスの手で改造された国際的コース

 西コース・東コース36ホールを有し、両コースとも1996~97年にかけ、ジャック・ニクラウスのデザインチーム監修の下、今回同社が指名して呼びよせた造型工である米国人名シェイパー、ジョン・ノースィの手で考え抜かれた戦略性と自然と調和した美しさを兼ね備えたコースに生まれ変わりました。2011年には、2度目となる「第80回日本オープンゴルフ選手権」開催を視野に、リー・シュミット全米ゴルフ設計者協会会長の監修による再度のコース改造を実施し、各ホールのティーの延長をはじめ、ハザードの配置やさらなるビューバランスの向上を目指して巨大な米松の剪定作業を行い、日本オープン最長の7394ヤード・パー72というセッティングになり、難易度の高いコースに仕上がりました。

3回目の日本オープン開催へ向けて

 近い将来、六甲国際ゴルフ倶楽部は3度目となる日本オープンゴルフ選手権を予定しています。前回の日本オープンではニクラウスの設計理念である「リスク&リワード」をコンセプトにしたコースがビッグタイトルに挑む選手たちの技術・パワー・判断力、そして勇気を試しました。そして、いつでも国際的なトーナメントが開催できるコースとして全国的に認められたということはとても名誉なことだと思っています。現在、世界では松山英樹がトップランナーとなり、国内でも若手プロゴルファーが頭角を現し始め、学生が強くなってきています。彼らが技を披露する舞台になり、ゴルフファンの皆さんにご覧いただけると期待しているところです。

ゴルファーが存分に力を発揮できる周辺環境

 難易度、距離とも日本有数のコースであるだけでなく、施設も充実しており、ゴルファーの皆さんが存分に力を発揮できる環境を整えています。288ヤード48打席を有する練習場は全国でも他に例を見ない広大な規模だと自負しています。パッティング、アプローチエリアも併設していますので、ラウンドとは別に家族の皆様と練習にだけ来られるメンバー様もおられます。倶楽部ハウスはコロニアル様式の重厚感のある建物で当倶楽部のシンボルとなっています。また、9ホール・3059ヤードのパブリックコースも備えております。9Hラウンドをして、その後練習場で練習を行い、じっくりと一日ゴルフに取り組む方もいらっしゃいます。
 43年の歴史を通じ厳選されたメンバーの方に、ゆったりと倶楽部ライフを楽しんでいただいているのが私共の誇りです。そのため、メンバーの方向けの競技会はもとより、ご家族やご友人にも満足していただけるような環境づくりにも力を入れています。また、ティーチングプログラムや楽しい企画を作り、ゴルフ上級者だけでなく、メンバーの家族の方々、初心者の方々を中心にゴルフを上達できる、あるいは楽しめるような環境を整えています。
 今後も接客サービスの向上に努め、メンバー様それぞれが望まれる倶楽部ライフの実現のお手伝いをさせていただきたいと思っております。

格調あるスペインコロニアル風の倶楽部ハウス

関西でも屈指の人気を誇る。コースの美しさも際立つ

2015年、六甲国際ゴルフ倶楽部で開催された日本オープンゴルフ選手権

1983年の日本オープンゴルフ選手権では、劇的な大逆転で、青木功プロが初優勝を飾った

試合前のプロ選手の練習を目の当たりにできる。ゴルフファンにはたまらない

倶楽部ハウスは六甲国際ゴルフ倶楽部のシンボルとなっている

クラブハウス内は、実に落ち着いた雰囲気に包まれている

交通アクセス
■阪神高速道路北神戸線「箕谷I.C.」から約10分(約5.7㎞)
 神戸淡路鳴門自動車道「神戸西I.C.」から約8分(約4㎞)

六甲国際ゴルフ倶楽部

〒651-1263 神戸市北区山田町西下押部道15

資料請求・お問い合わせ
TEL.078-581-2331 FAX.078-581-5991

六甲国際ゴルフ倶楽部
取締役総支配人
尾崎 公総 さん

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