2018年
7月号
木材からの製造工程をみせて頂いた

神戸のカクシボタン 第五十五回 こだわりの逸品で世界へ挑戦! パイプ作家 堂本良平さん

カテゴリ:楽しむ, 神戸


写真/文 岡 力

 昨年7月、元町通りにある喫茶店「マルオー」で活動をしていた「神戸パイプクラブ」を取材していた時の事。ベテラン会員の姿が目立つ中、自作のパイプを持参し真剣な面持ちで喫い続ける若者の姿があった。手にしているパイプは、よく目にする製品とは異なり唯一無二といえるユニークな形状をしていた。「来年は、そのパイプについて取材させて頂きます」と約束して丸一年。懐かしい香りが漂う場所へ再び訪問した。
 パイプ作家の堂本良平さんは、神戸市出身。物心ついた大人になってからは、無類のたばこ好きだ。港湾関係の仕事をしていた7年前、税率引き上げに伴いコストの事を考え手巻きたばこに変更した。その流れでパイプの魅力に惹かれ同クラブに入会した。
 会合へ参加するにつれ熱は高まり、自作でパイプを作れないかと思うようになった。イタリア製の「ブライヤー」と言う木材を入手し、会員やプロの作家にアドバイスを貰いながら試行錯誤を繰り返し仕上げた。それを機に年間40~60本ペースで制作を行い、これまで400本以上の作品を創りあげた。現在、デザイン性が高く評価され、東京にある専門店でも販売されるようになった。
 「構造には定義がなく吸引できる穴が開いていればパイプと言えます。あとは使う人の好みですね。事細かく考えず流れで作るのがこだわりです。今後は、世界を舞台に頑張りたいですね」と語る堂本さん。自分の分身と言える小さな相棒と共に、これからも挑戦は続く。

木材からの製造工程をみせて頂いた

構造に定義はなく自由度が高い

作品を手にする堂本良平さん

■岡力(おか りき)コラムニスト・放送作家

ふるさとが神戸市垂水区。関西の大衆文化をテーマとした執筆・テレビ、ラジオ番組を企画。連載・レギュラー「のぞき見雑記帳」(大阪日日新聞)「大人の社会見学」(大阪スポーツ)「Oh!二度漬けラジオ」(YES-fm)

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