2026年
8月号
8月号
神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座㉘
ふき蔓
兵庫県美方郡西部、現在の新温泉町でも近代の但馬牛の血統集団、新蔓が育成されていました。この地域では幕末に稗飯蔓(ひえめしづる)が根付いていましたが、この血を受け継いだ「ふき」の子孫が蔓を構成したため、ふき蔓という名前になったようです。
ふき蔓の但馬牛は体のバランスが良くて大きめであることが特徴。一方で飼育エリアが広いこともあり、蔓を管理する組合が戦後消滅しかけましたが、旧照来村(てらぎむら。現在の新温泉町南部、但馬牛博物館周辺)が中心となって再結成されました。
この蔓で供用された種雄牛は現在の熊波系に結びつき、2026年度の兵庫県基幹種雄牛「茂貴波(しげたかなみ)」「茂田波(しげたなみ)」「茂東波(しげあずまなみ)」はいずれも「ふき」のDNAを継承、神戸ビーフの高いクオリティを支えています。















