2018年
2月号
おすすめの詰め合わせは、ボックスの底面が板チョコという嬉しい仕掛け

Chocolatier Yasuhiro Seno KOBE(ショコラティエ ヤスヒロセノ コウベ)|世界を魅了するショコラティエたち

カテゴリ:スイーツ・パン, 神戸

鮮度にこだわり抜いたチョコ 出来たての美味を神戸から発信

パリのショコラティエの人間国宝から学んだフレッシュな素材と向き合う真摯な心
毎日、少量を、こまめに手作りする。

ショコラティエ
瀬野 靖大さん

 三宮の東端にある同店へ足を運ぶファンが多数。求めるのは瀬野靖大さんが師事していた、フランスショコラティエ界のM・O・F、パトリック・ロジェ氏のスピリットあふれるボンボンショコラだ。
 「フランス人は素材に対して真面目。冷凍や缶詰は使わず、一日チョコに向き合います」。
 瀬野さんも鮮度を大切に、毎日少量をこまめに手作りする。作ってから時間が経っていないチョコだからこそ、味も香りも鮮烈だ。例えば、愛媛の青レモンのチョコはレモンの野性的な香りや苦みがしっかり。フレッシュ感がハンパなく強い。
 瀬野さんは愛媛県今治市出身。Iターンして2015年に店を開いた。「神戸は海と山が近く、自然豊か。都心ではなく神戸で子育てを、と考えました」。
 ボンボンショコラには愛媛産の伊予柑や高知県産の生姜など、故郷・四国から取り寄せた旬素材も使用する。バレンタイン時期以外は量り売りで、好きなものを選ぶと計量して値段がわかる。ほかにもマシュマロとナッツ、チョコの「われマシュ」やチョコのツリーなどオリジナルチョコが満載。「今後はクマのチョコ人形にチョコを詰めたものなど、お誕生日用の楽しいチョコも作っていきたい」。アイデアは次々と。子供のために神戸を選んだ瀬野さんご夫妻のチョコを求め、今日も大勢の人が神戸の東を目指す。

おすすめの詰め合わせは、ボックスの底面が板チョコという嬉しい仕掛け

ライム味のキャラメル入り「プレリ」やミルクジャム&ラムレーズンの「ムー」など、牧場をイメージし、草原、空、乳牛を表現。光沢があり色が美しいボンボン

量り売りは「ボンボンショコラを気軽に楽しんでほしい」という思いから

ショコラティエ
瀬野 靖大さんと奥様の友香さん

Chocolatier Yasuhiro Seno KOBE
(ショコラティエ ヤスヒロセノ コウベ)

神戸市中央区御幸通2-1-26 M&Cビル1F
078-862-1890
営業 11:00~19:00(日曜日は18:00まで)
定休日 月曜・第1、3火曜日

月刊 神戸っ子は当サイト内またはAmazonでお求めいただけます。

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〈2018年2月号〉
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