2018年
2月号
2月号
Chocolatier Baranoff(ショコラティエ バラノフ)|世界を魅了するショコラティエたち
ロシアの老舗チョコブランドが約100年ぶりに神戸で復活!!
洋菓子の歴史と文化性の高さが神戸の魅力…。
ロシア革命の100年後、神戸に移住した曾孫が、ロシアの高級チョコブランド『バラノフ』を復活。
ショコラティエ
バラノフ キリル さん
ロシア人のバラノフ・キリルさんが栄町に店を開業したのは2015年。ひいおじいちゃんの味を再現したいと思い描いていた夢を実現したのが神戸だった。
會祖父のニコライ・バラノフ氏が1907年、ロシアでチョコ工場を設立したのが『バラノフ』のルーツ。ロシアのプレミアムチョコの先駆けとなるが、1917年のロシア革命で全てを国に没収される。100年後、貿易の仕事で神戸に移住したキリルさんが復活を遂げた。
「神戸にはモロゾフ氏やゴンチャロフ氏など、神戸の高級チョコの礎に貢献したロシア人が多い。またトルストイの娘アレクサンドラ氏が芦屋在住といった文化要素の高さも神戸を選んだ理由です」。
ロシアのチョコの特徴は?との質問は変と断言する。同じロシアでも作り手の想いにより味は様々。大量生産のチョコと、一つひとつ手作りする自身の作品とは比べようがないからだ。
40種揃うチョコのなかでもドンペリやバーボンが入る濃厚でパンチのあるトリュフの人気が高い。ユズ、日本酒、ワサビなど、お酒の入らない日本らしい繊細な味のものもあり、商品をすぐに食べられるようカフェも併設する。
「チョコには作り手の性格が出る。前向きで明るい(笑)僕のチョコを食べて、人生を前向きでハッピーなものに変えてほしい」。キリルさんの笑顔とチョコに出会えば、誰もが笑顔になること間違いなし。
ショコラティエ
バラノフ キリル さん
Chocolatier Baranoff(ショコラティエ バラノフ)
神戸市中央区栄町通3-6-16
078-599-9733
営業 13:00〜20:00
定休日 月曜日
https://www.baranoff.jp/