2015年
3月号
独特の甘さは、冬を乗り越えようと貯め込まれた大地の滋養そのもの

珠玉なる淡路たまねぎ

カテゴリ:グルメ, 淡路島

淡路島の一流ブランドといっても過言ではない、それが淡路たまねぎである。食欲をそそる香りに果実のような甘みが特徴的だ。島のおみやげ店にはドレッシングからパイまでバラエティ豊かな加工食品が並び、たまねぎのキャラクターグッズまで登場する人気ぶり。
淡路のたまねぎは、明治中頃に泉州から種子が導入され、大正期に広まった。戦後、改良が重ねられ、現在では質量ともに全国トップクラスに成長。また、収穫時期が集中しないように極早生から晩生まで段階的に栽培されている。収穫したあとはたまねぎ小屋に吊るし自然乾燥させる。この光景は淡路島ならでは。
淡路たまねぎは二毛作ないし三毛作のサイクルの一環で、稲の裏作として作られることが多い。二毛作が可能なのは淡路島の温暖な気候があってこそ。冬を越してたまねぎが育つことが、淡路たまねぎならではの甘さをつくるのである。淡路産ならではの甘さを味わうなら、水にさらさずそのまま食すのがおすすめ。

独特の甘さは、冬を乗り越えようと貯め込まれた大地の滋養そのもの


冬を越してじっくりと大地の栄養を吸収特に新たまねぎは生がおすすめ


特に新たまねぎは生がおすすめ


緑のカーペットのようなたまねぎ畑

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〈2015年3月号〉
特集 ー扉 “春色”あわじ島の旅
美菜恋来屋(みなこいこいや) オープン
映画「種まく旅人 くにうみの郷」
「御食国」淡路の島グルメ
桜鯛の棲み家は淡路島
美味凝縮!淡路のたこ
沼島の“はも”は神の賜物
淡路島3年とらふぐ 南あわじが生んだ奇跡の味
珠玉なる淡路たまねぎ
島の宝珠 なるとオレンジ
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春酔 灘の酒 —酒特集扉
灘の酒蔵めぐり
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兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第四十七回
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