2017年
5月号
5月号

三井アウトレットパーク マリンピア神戸より、明石海峡大橋と淡路島を望む
ぶらり私のKOBE散歩|明日への一歩を大きく踏み出せる舞子の海
木田 聖子
<株式会社チャイルドハート 代表取締役>
私の大好きな神戸のスポット、真っ白い大きな橋、青い海と空。嬉しいときも、悲しいときも、すべてを受け入れ、受け止め、浄化し、明日への一歩を大きく踏み出せる場所、舞子の海。真っ赤に染まる夕陽が海に落ちていく風景は、美しい色を次々と発色し、一度たりとも同じ色のない美しさに心をふるわされます。
海は毎日、刻々と色も表情も変えます。お天気がよく、太陽が当たり、キラキラ宝石のように輝く日もあれば、風が強い日は白波を立てて、怖い表情の日も、穏やかなエメラルドグリーン色になる日も、まるで、人生を見ているようです。
北の坂の上から見る舞子、橋のたもとで見る舞子、見る場所で表情も違うのが醍醐味。舞子ホテル、移情閣など、異国情緒あふれる景色、季節の移り変わり、世の中の移り変わりの風情を愉しめる場所で、昔にタイムスリップしてみるのも。

三井アウトレットパーク マリンピア神戸より、明石海峡大橋と淡路島を望む

「橋の科学館」からは、移情閣やその先に広がる海を一望できる

夕方になると、明石海峡の向こうの水平線に、夕日が落ちる瞬間を見ることができる

舞子の浜に打ち寄せる白い波

季節や場所、時間帯によって刻々と表情を変える海はまるで人生を見ているかのよう

■舞子の海

木田 聖子(きだ しょうこ)
明石市生まれ。幼稚園教諭や保育士を経て、1992年に幼児教室、2000年に株式会社チャイルドハートを設立。直営や企業内保育所を運営し、働く母親をサポートしている