5月号

ぶらり私のKOBE散歩|生活の中に摩耶山を
谷口 享子
<神戸ウエディング会議 事務局長>
神戸の魅力は、何と言っても「山と海」。中でも私は、摩耶山がおすすめ。
かつては古刹天上寺を中心とする信仰の山として、また、早朝登山などコミュニケーションの場として、街の暮らしと密接なつながりがありました。ところが、最近は、「山に登らなくなった」という方が増えてきました。そこで、2011年に「摩耶山再生の会」が設立され、摩耶山を身近に感じてもらおうといろんな取り組みをしています。フリーマーケット「リュックサックマーケット」や、本をテーマにした「摩耶山ブックカフェ」などのイベントも毎月開催。摩耶山をカルチャーセンターのように使う「マヤカツ」では、カルチャー講座を毎週開き、森の中で親子で過ごす「山のようちえん」など、ユニークな活動も始まりました。
普段から生活の中に山を使ってもらう。神戸らしい山の使い方とは??まずは摩耶山に昼寝しに行くことから始めませんか。

摩耶山の「掬星台」からは、日本三大夜景に数えられる眺望が見渡せる ⓒ(一財)神戸国際観光コンベンション協会

本好きの人たちが本を持ち寄って交流するイベント「摩耶山ブックカフェ」

「摩耶山リュックサックマーケット」は、出店者がリュックサックに入る分だけをもって行くフリーマーケット。3月~11月の第三土曜日に開催され、賑わう

「摩耶山再生の会」によって、摩耶山活性化のための活動が行われている

「まやビューライン」に乗れば、自然あふれる摩耶山に気軽に行ける

■摩耶山

谷口 享子(たにぐち きょうこ)
神戸市出身。神戸大学卒業後、1994年にオフィスマーメイドを設立。結婚披露宴・イベントなどの司会、イベント・ウエディングの総合プロデュース、話し方教室、ビジネス・接客マナー・コミュニケーション研修などを手掛ける。神戸を元気で愛と感謝のあふれる街にしようと「神戸ウエディング会議」の事務局長も務める