3月号
灘の酒蔵めぐり
昔の酒蔵「沢の鶴資料館」
兵庫県から「重要有形民俗文化財」の指定を受ける昔の酒蔵「沢の鶴資料館」。昔、実際に酒造りで使われていた道具の展示や、酒造りの工程が見られるビデオコーナーがあり、先人たちの酒造りの技を体感することができる。平成7年(1995)の阪神・淡路大震災より復興再建の際、建物に新たに免震システムを施し、貴重な文化財として、引き続き、自然の恵みと丹波杜氏に培われた灘酒の伝統を今に伝えている。
昔の酒蔵「沢の鶴資料館」
神戸市灘区大石南町1-29-1
[営] 10時~16時
[休]毎週水曜日・年末年始・お盆(8月中旬1週間)
入館無料
TEL.078-882-7788
https://www.sawanotsuru.co.jp/siryokan/
神戸酒心館
神戸酒心館は、醸造工場を含む福寿蔵・東明蔵・豊明蔵・水明蔵の4つの酒蔵群からなる。醸造元の福寿蔵では、清酒「福寿」を提供。東明蔵の販売所では、酒匠のアドバイスを受けながら、お酒を肴と共に試飲すことができる(有料)ほか、手漉き和紙などのクラフト&ギャラリーコーナー、酒肴や食品の販売コーナー、ギャラリーなども。豊明蔵のホールではコンサートやイベントを開催。水明蔵の飲食店舗「さかばやし」では、蔵出しのお酒各種や会席料理を楽しむことも。
神戸酒心館
神戸市東灘区御影塚町1-8-17
[営]10時~18時(酒・食品の販売)
11時30分~14時30分/17時~22時
(水明蔵内 飲食店舗「さかばやし」)
[休]年末年始(1月1日~3日)
入館無料(イベントホールの催し物は有料)
TEL.078-841-1121
http://www.shushinkan.co.jp/
白鶴酒造資料館
冷やして飲む日本酒やペットボトル容器の導入など、いつの時代にもチャレンジを大切にしてきた白鶴酒造。白鶴酒造資料館は、かつて実際に清酒醸造を行っていた本店1号蔵を改造したもの。昔ながらの酒造工程をわかりやすく再現するため、等身大の人形を配置するなど、清酒ができるまでを立体的に展示。1階ではきき酒コーナー、売店、多目的ホールがあり、2階には酒造りの道具などの展示品を置いている。
白鶴酒造資料館
神戸市東灘区住吉南町4-5-5
[営]9時30分~16時30分
[休]年末年始・お盆(ただし入館は16時まで。団体は予約制。)
入館無料
TEL. 078-822-8907
http://www.hakutsuru.co.jp/
菊正宗酒造記念館
江戸中期、徳川四代将軍家綱の時代に、神戸・御影の地で酒造りをはじめた菊正宗酒造。昔ながらの生酛造りで、キレとコクのある“辛口の酒”ひとすじで作り続けてきた。住吉川端にある酒造記念館は、そんな歴史ある菊正宗の伝統的な酒蔵をしのばせる。井戸や水車小屋のある庭、資料館には酒蔵で実際に使っていた古い酒造りの道具を展示。酒造りの杜氏たちの息遣いが聞こえるようだ。
菊正宗酒造記念館
神戸市東灘区魚崎西町1-9-1
[営]9時30分~16時30分
[休]年末年始
入館無料
TEL.078-854-1029
http://www.kikumasamune.co.jp/
櫻正宗記念館 櫻宴
正宗の元祖、宮水の発見、協会一号酵母発祥など、酒造りのパイオニアとして歴史を刻む櫻正宗。記念館「櫻宴(さくらえん)」はダイニングやカフェ、ショップ、展示スペースなど楽しみ方いろいろ。ユニークなのは呑処「三杯屋」。一枚板の立派なカウンターで、櫻正宗が誇る全25種のお酒を気軽に。ただし一日三杯まで。全種類制覇するたびに「稀」から「正宗」まで5章の段位と記念の酒器を授与、店に名札が飾られる。
櫻正宗記念館 櫻宴
神戸市東灘区魚崎南町4-3-18
阪神魚崎下車徒歩約5分
[営]10時〜19時(ショップ・カフェ)
11時30分〜15時(14時LO)・
17時〜22時(21時LO)(レストラン・三杯屋)
[休]毎週火曜日・1月1日(2014年12月は火曜日営業)
入館無料
TEL.078-436-3030
http://www.sakuramasamune.co.jp/
浜福鶴吟醸工房
一年を通して酒造りの出来る設備と、全工程を見学できるガラス張りの設備をそなえる。伝統的な酒造りの工程の中でも最大の見どころ「もろみ仕込み」は、発酵を続ける白い泡の様子を見ることができる。試飲コーナーではしぼりたて生酒の試飲を、直売コーナーでは「浜福鶴」自慢の酒や酒器を、また、お酒を飲まない方でも自家製甘酒、こうじドリンクやこだわりの発酵食品などを楽しむことができる。
浜福鶴吟醸工房
神戸市東灘区魚崎南町4-4-6
[営] 10時~17時
[休]毎週月曜日
入館無料
TEL.078-411-0492
http://www.hamafukutsuru.co.jp/koubou_top.html
白鹿記念酒造博物館
醸造元の辰馬本家酒造によって開設された「黒松白鹿」の酒蔵。平成7年の阪神・淡路大震災で全壊するが、倒壊した木材を再利用して新たに「明治の酒蔵・酒ミュージアム」を開館。伝統的な酒造工程で実際に使われた大桶の干場や釜場、槽場などが再現され、道具のコーナーでは自由に道具類に触れることができる。記念館では酒にちなんだ美術品や桜の資料を展示。
白鹿記念酒造博物館
西宮市鞍掛町8-21
[営]10時~17時
[休]毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、
年末年始、夏期休暇
一般400円、中小生200円(特別展は別料金)
TEL.0798-33-0008(代)
http://www.hakushika.co.jp/museum/index.htm
白鷹禄水苑
日本の酒文化・食文化を発信する。「くらしの展示室」「白鷹集古館」では、戦前の造り酒屋の生活と、昔ながらの酒造り道具などを展示する。ショップでは、灘酒伝統の生酛造りによるオリジナル酒、全国から集めた酒肴や季節の器など、日本酒文化を存分に楽しめる品揃え。2階の「宮水ホール」では、イベントや文化講座を開催し、「蔵 bar」のけやきの一枚板でしつらえたカウンターでは、お酒と食事を楽しめる。
白鷹禄水苑
西宮市鞍掛町5-1
[営] 11時~19時(ショップ)
11時~18時30分(展示室)
12時~15時30分〔土・日・祝19時まで〕(蔵bar)
[休]毎月第1・第3水曜日
入館無料
TEL.0798-39-0235
http://www.hakutaka-shop.jp/
酒蔵通り煉瓦館
煉瓦造の建物をイメージした館内には、きき酒コーナーをはじめ、和食レストラン、お酒や料理の器を手作りできるガラス工房、米ぬか化粧品を使ったフェイシャルエステと、日本酒の魅力を幅広く体験できるコーナーが目白押し。パソコンコーナーでは酒造りのシミュレーションができ、「バーチャル杜氏認定証」が授与される。特選品売店の人気は、しぼりたての原酒。
酒蔵通り煉瓦館
西宮市用海町4-28
[営] 10時~22時(入館は20時30分まで)
11時30分~14時/17時~22時(レストラン「花さかり」)
[酒造見学]
10時30分~/14時30分~(酒蔵見学)平日のみ・要予約
[休]毎月第2、第3火曜日・年末年始(12月31日、1月1日)。
入館無料
TEL.0798-32-2525
http://www.rengakan.com