3月号
「御食国」淡路島ご当地グルメ
淡路島は、温暖な気候と海のミネラルが育む自然に囲まれ、古来より「御食国(みけつくに)」と称されてきた。御食国とは本来、朝廷に食材を納めた国のことで、古くから食の宝庫として朝廷のお墨付きを得ていたということが分かる。現在でも、淡路島の食を全国に知ってもらうためのプロジェクトが次々と立ち上がり、淡路島ならではの新しい島グルメが次々と生み出されている。
淡路島牛丼
美味しい淡路島の食材をPRするためにスタートした淡路島牛丼プロジェクト。加盟店数約60店舗が、淡路産の牛肉・玉ねぎ・米を使用し、オリジナル牛丼を提案。牛丼から、焼き肉丼、ステーキ丼、たっぷり野菜牛丼、女性向け牛丼など個性的なメニューが並ぶ。
淡路島ぬーどる
淡路島の伝統産業である手延べ素麺に手を加え、「淡路島ぬーどる」の専用麺として開発。このオリジナル手延べ麺とタマネギを必ず使用し、さらに淡路島の食材を具材に、うどん風やラーメン風、スパゲティ風など30数店舗で創意工夫を凝らしたメニューを提供する。
生しらす丼
「生しらす丼」の条件は、“淡路島岩屋港で水揚げされたしらすであること”のほか、“ベテラン職人が目利き” し、“「驚き」と「感動」を与える渾身の一品であること”など、条件を設けている。島内での取り扱い店舗は限られている。熱々のご飯に、新鮮な生しらすと薬味をたっぷりと乗せてご賞味あれ。
淡路島バーガー
淡路島産のタマネギや淡路ビーフなど地元の食材を用いたご当地バーガー。「淡路ハーブバーガー」「あわじ島バーガー」「淡路牛バーガー」など様々な嗜好を凝らしている。「オニオンビーフバーガー」は、全国ご当地バーガーフェスタで1位を獲得した。
島スイーツ
淡路島産のフルーツ、牛乳、卵、たまねぎのうち、いずれか一品以上を必ず使用した、淡路島限定のスイーツ。マフィンやケーキなどの定番から、新玉ねぎを丸ごと使った一風変わったスイーツまで、淡路島ならではの素材が生きた、魅惑の甘みが盛りだくさん。
生さわら丼
「さごし」「やなぎ」と名の変わる出世魚・さわら。大きいもので1メートルを超えるものもあり、春から秋にかけて、淡路島西海岸の洲本五色地域で漁がおこなわれる。生さわら丼は、づけ丼、出汁やお茶をかけた茶飯などにしてほおばると、ほのかな甘みととろける食感が美味。