2018年
5月号
5月号
最先端の環境で良医を育てる兵庫医科大学 「教育研究棟」本格利用開始
兵庫医科大学は、建学当初より「良医を輩出し社会に貢献すること」を目標としてきた。
そのための学習環境、また研究という大学の役目を果たすための環境を整備し「教育研究棟」を竣工。
4月から新入学生を迎え本格利用が始まった。
教育研究棟は12階建て高さ約57メートル、約3万1千平方メートル、海抜5.5メートルに位置する2階にメインエントランスを置き、災害時には避難場所として活用する予定だ。1~6階に学生利用スペースを集約し、全学年がこの教育研究棟で顔を合わせることになる。3階にはラーニングスクエアを設け、学生同士の交流や相互学習を推進。コミュニケーション能力の育成や少人数学習を行うため、同じ階には専用ルーム「SGL(スモール・グループ・ラーニング)」も21室設けられた。また、1学年全員で使用可能な4階実習室は4分割もでき、資料や顕微鏡画像が高画質モニターに映し出される。5階の顕微鏡実習室には60インチ大モニターが10台設置され、より精密な顕微鏡画像を観察することが可能だ。さらに、学生のアメニティーも充実させるため、6階には六甲の山並みが見渡せる食堂、リラックスできるスペースとして学生ラウンジ、医学系を中心に約6千冊の書籍が並ぶ書店などを開設している。
上階は研究フロアとし、7階には共同利用研究施設を設置した。施設の研究機器利用はWEBで予約でき、24時間利用が可能。大学の研究者を支えるとともに、研究者同士の交流の場としても期待されている。最上階の12階には6年次のための自習室が設けられ、国家試験受験に向けて24時間利用可能だ。
兵庫医科大学
西宮市武庫川町1番1号
TEL.0798-45-6111