2018年
4月号
樹齢350年の椋(むく)の木をはじめ、美しい木々の緑に囲まれた境内

豊かな自然に囲まれた境内には、今日も参拝客が絶えない|御影の暮らしを語る

カテゴリ:文化人, 神戸

弓弦羽ゆづるは神社

 弓弦羽神社のご由緒は、神功皇后が熊野大神を斎奉した地に祀られたといわれ、『厄除開運・諸願成就、子供育成守護』の神さまとして親しまれている。
 御影の歴史とともにある神社の第25代宮司を務めるのが澤田政泰さん。「現在、山手幹線が通る辺りにも昔は家々が建ち並び、のどかな街でした。戦前から立派な塔があるお屋敷があって、地域に親しまれていたのですが、空襲の際にその塔が標的になり爆撃を受けてしまったとか。御影山手には岩井邸という立派な邸宅があり、こちらは阪神・淡路大震災で大きな被害を受けたのですが、地域の皆さんがぜひ残してほしいとご要望なさって、取り壊されずに残したというお話もあります。御影にたくさんあった邸宅も、企業が本社を東京に移すなどして、関西から離れてしまい、無くなってしまった邸宅も多いですが、これも時代の流れですね」。
 神社の隣には香雪美術館があり、澤田宮司も美術館でのお茶会に招かれたことがある。「街中にあって、森の中の静寂がしみわたるお茶室でいただくお茶は格別でした。現在でも、村山邸の緑の木々は、静かな御影の街の象徴となっており、当社でも借景として楽しませていただいています」。御影は山手と浜手がうまくかかわり合っていることも魅力のひとつだと澤田宮司。なるほど、海からの風が御影の坂道をわたり、木々を静かに揺らすのが、なんとも御影らしい光景だ。今日も参拝客が絶えない。

樹齢350年の椋(むく)の木をはじめ、美しい木々の緑に囲まれた境内

香雪美術館と並び、御影の象徴でもある弓弦羽神社

第25代宮司・澤田政泰さん

■弓弦羽神社

神戸市東灘区御影郡家2-9-27
TEL.078-851-2800

〈2018年4月号〉
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