11月号
マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクール
マリストファミリーはひとつにつながっている
Marist Brothers International School
マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクール(以下、MBIS)は、創立記念日にあたる去る9月17日に、65周年を記念した同窓会を開催。マリスト国際学校の母体は、カトリック教育者の宗教集団として聖マセリン・シャンパニアにより1817年に創立された。その教えは、世界中に広がり、教育分野での役割も大きくなった。今日では、700以上のマリストの学校、生徒数は50万人以上の規模を誇っている。
MBISは、学力が高い生徒が多いことでも知られており、日本の難関大学はもちろん、卒業生はハーバード大学やマサチューセッツ工科大学に進学する生徒もいる。ゆえに、卒業生たちも世界各国で活躍しており、神戸で同窓会を開くのは6年ぶり。今回は、数十か国から約250名もの卒業生が参加、遠くはブラジルやペルーからの参加者も。
65年の歴史を誇るMBIS。しかし、今回のような盛大な同窓会を最初に行ったのは2001年のこと。クマール・チュガニさん、ゲーリー・スミスさん、ケネス・デュワーさんの3人が、79年卒業の同窓会を開くために同級生に声をかけたところ、噂が噂を呼び、79年卒業以外の卒業生も参加することになり大盛況となった。そのため、MBISが、この3名を公式同窓会の中心メンバーに認定。2001年に第1回の同窓会を神戸ポートピアホテルで開催、この時は約500名が参加した。その後、同窓会のことはSNSで世界中の卒業生に知れ渡り、今回の開催となった。
16日には、神戸ハーバーランドにある「モズライトカフェ」で前夜祭が開催され、120名もの卒業生がライブを行った。17日の同窓会当日は、エスタシオン・デ・神戸を会場に、午後7時から午後11時過ぎまで、青春時代の思い出話に花を咲かせた。またこの日、16年にわたり同窓会長を務めたチュガニさんに代わり、91年卒のアマンダ・岩田さんが新会長を引き継いだ。「マリストファミリーはひとつにつながっている。若い世代にも参加してもらえる会にしていきたい」と抱負を語った。