8月号
コーヒーの豊かさに出会う 新しい「UCCコーヒー博物館」へ
ブレンドの秘密、コーヒーの健康効果、意外なフードとの相性…、
知らなかったことに出会うたび、コーヒーの世界が面白くなる。
7月1日、『UCCコーヒー博物館』が6年ぶりにリニューアル。
“コーヒーのテーマパーク”をコンセプトに体験型コンテンツを拡充。
6月末の内覧会で、その進化した魅力を、ひと足早く体感!


五感で楽しむ展示
奥行きを学ぶ時間
1987年、UCCグループ創業者・上島忠雄氏の「コーヒーの素晴らしさをもっと広めたい」との想いから誕生したUCCコーヒー博物館。日本唯一のコーヒー博物館として150万人以上が訪れた名所が、約6年の休館を経て、7月1日(水)に再出発する。
今回のリニューアルでは、「コーヒーのテーマパーク」というコンセプトのもと、体験型コンテンツを大幅に拡充したことがポイント。事前予約制、事前決済による完全キャッシュレス運営で、展示と体験を通して、コーヒーの世界を“体験しながら学べる”場所へと姿を変えた。
展示コーナーでは、コーヒーの起源から豆が一杯のコーヒーになるまでの旅路、コーヒーの文化などを紹介。例えば、1本の木から収穫できる豆は年間でわずか約40杯分という事実など、コーヒーへの有難みがアップする学びが随所に。また約250年前のマイセンのカップをはじめ、世界各地の抽出機など、レアな展示も並ぶ。豆に触れたり、焙煎のパチパチという音を聞いたり、香りをかいだりと、五感を使って理解が深まる仕掛けがあちこちに施されている。
新設の「コーヒーの科学と未来がわかる体験ラボ」はUCCの研究開発の知見をもとに、産地や品種、精製方法によって変わる香りや味わいを“サイエンス”の視点で解説。気候変動などコーヒー産業が抱える課題を紹介する“サステナビリティ”コーナーもあり、コーヒーの未来を守るために何ができるのかを皆で考えるきっかけにも。学びと驚きがブレンドされ、「コーヒーって奥深い‼」と感じられる構成だ。
価値観が変わる体験
新しい発見の連続
体験コンテンツも充実し、「ペーパードリップ体験」「ブレンドづくり体験」「3Dラテアート体験」(各1650円〜)など、年齢に関係なく楽しめるプログラムが揃う。好きな生豆を手網で焙煎して、自分だけのコーヒーを持ち帰ることができるプログラムは、すでに予約が埋まりつつある人気ぶりだ。また1階のコーヒーラウンジでは、コーヒーとフード・スイーツのペアリング体験が可能。「イントロダクションコース」では「ミュージアムブレンド」を試飲した後、ブレンドを構成する3種のコーヒーを飲み比べ、それぞれの個性とフードとの相性を探る。最後にブレンドコーヒーに最適なスイーツとのペアリングで、ブレンドコーヒーの味の重なりや奥深さを実感するという内容。味や香りの違いに気づき、「このコーヒーが好き」という直感的な理解がどんどん増えていくのが面白い。
展示と体験を通じて、コーヒーが日々の豊かさを支えてくれる存在だと気づかされた内覧会。コーヒーと静かに向き合える新しい博物館で、慌ただしい日常に余白をつくってみてはいかが。
展示
(入館料のみで見学可能)
写真や道具、解説パネルなどで、コーヒーに関する知識を深めることができる。音声ガイドは多言語対応(日本語/英語/中国語/韓国語)。詳細を解説するサイネージも完備

1969年にUCCが開発。空気を通す穴と飲むための穴を開けて飲む懐かしい仕様

和紙にコーヒー粉を練り込んだインスタレーション。移ろう光で地球の呼吸を描き、地球の恵みであるコーヒーを表現

展示は全7構成。「起源」から始まり、「栽培」「鑑定」「焙煎」「抽出」「文化」を経て「未来」へと至る

新設の「未来」では質問に答えると自分好みの“コーヒーモンスター”が登場し、お薦めのコーヒーを教えてくれる「コーヒータイプ診断」も
体験
(入館予約とは別に予約・チケット購入が必要)


ハンドドリップの手順や知識を習得するペーパードリップ体験

自分好みのブレンドを作るワークショップ

ミルクフォームで立体カフェアートに挑戦する「3Dラテアート体験」



コーヒーとフード・スイーツとのペアリングで変わるコーヒーの味わいや相乗効果を実感。写真はイントロダクションコース(2200円、約25分)
焙煎体験


生豆を焙煎し、自分だけのコーヒーづくりができる
「コーヒー焙煎体験」(2750円、30〜50分間)
テイスティング

1日4回、月替りのコーヒーを無料提供
ミュージアムショップ
(入館予約・入館料不要で利用可能)

売場面積を3倍に増床。UCCミルクコーヒーデザインのオリジナルグッズ(抱き枕やエコバッグ、ペンポーチほか)や洒落たパッケージのドリップコーヒー、コーヒーの苗木など多彩なアイテムを揃える


UCCコーヒー博物館
栄 秀文 館長
館長コメント
リニューアルした「UCCコーヒー博物館」に隣接し、研究施設の「UCCイノベーションセンター」、約19万人以上が受講する専門学校「UCCコーヒーアカデミー」、そして「UCC神戸本社」というコーヒーのみに特化した施設が密集する世界でも稀な、コーヒーの全てを学んでいただける“コーヒーの知の集積地”が完成したと自負しています」と挨拶。その後、館長自らUCCコーヒー博物館の見どころやポイントなど、館内を案内。
UCCコーヒー博物館
神戸市中央区港島中町6-6-2
開館時間:10:00〜17:00
(月・火曜休館※祝日の場合は開館)
入館料金:大人(高校生以上)880円、
小中学生440円、未就学児無料
※シニア割・障がい者割あり












