2月号
気軽に癒やし時間|“新”神戸レディススパで、癒しのおこもり
なんだかストレス溜まっている…ならば、プチご褒美で気軽にスパ!
三宮・生田新道沿いの「神戸サウナ&スパ」。失礼ながら殿方主役の施設で、「神戸レディススパ」は、おまけ的な印象が否めなかったのだが…。
昨年12月17日にレディスフロアを全面改装してピッカピカに大変身!! ココロもカラダもピッカピカになれる!!という真相を確かめに、宿泊おこもり体験をさせてもらいました。(ライター安田祥子)
女性の心とカラダをリセット
カプセルホテル&スパの草分け的存在『神戸サウナ』は、昭和29年創業。震災後の再建時に温泉開発に成功、地下1,004mから湧出した天然温泉はこの地域が生田神社の神域であったことから「神乃湯温泉(かみのゆおんせん)」と呼ばれ、今や神戸を代表する都会のオアシスとして人気を確立している。
その2~4階にある女性専用の『神戸レディススパ』が昨年末、20年ぶりに全面リニューアル。スタイリッシュかつナチュラルテイストをプラスし、より質の高い空間へと生まれ変わった。
「ちょっと疲れたから温泉や海・山へ…と思っても移動や宿の手配が面倒ですよね。当館は三宮駅から徒歩圏内の好立地にて、24時間いつでも天然温泉やサウナ、ボディケア、食事をお楽しみいただけます。今回の改装で、縁に囲まれた館内に女性専用カプセルルームも誕生。アメニティも充実していますので、手ぶらで利用いただけますよ」と鈴木歩さん。
殿方も羨むほど素敵なレディスフロアを取材させてもらった。
レディスフロア 責任者
鈴木 歩さん
スーパー銭湯とは別世界
ホテルさながらのフロントから入館。小学生以下の子供は利用不可、外部の情報はできるだけ排除するなど、落ち着いた雰囲気で満たされている。早速、温浴施設へ。六甲山系から湧き出る肌触り抜群の天然温泉を、寝浴やマッサージ浴で堪能。天然木のドライサウナは日常生活から逃避できるようテレビなしというのが好感が持てる。熱波を送るロウリュサービスが30分ごとと頻繁なのもサウナ好きな筆者には嬉しい限り。キンと冷たい水風呂や自然光がふりそそぐテラスで涼んでクールダウンしたら、お楽しみの「ローズテルマリウム」だ。こちらは美容大国・モロッコ産バラのエッセンシャルオイルのミストサウナで、真っ赤なローズソルトをティーカップに注いで持ち込んでマッサージできる。バラの優雅な香りで気分晴れやか、肌も髪もイキイキ、年齢に関わらず誰もが姫気分になれる!
次は、趣きの異なる2部屋が用意された岩盤浴へ。照明を落とした「テラ・ルーム」は新陳代謝を促すゲルマ鉱石を、ヨーロピアンリゾート調の「ルナ・ルーム」はエネルギー浄化によいシュンガイト鉱石を使用。ベッド仕様の「ルナ・ルーム」では雑誌を持ちこんで読書を楽しむ女性と遭遇。好みの雰囲気や目的に応じた岩盤浴を堪能できる。
気軽に本格メンテナンス
本格的にカラダをメンテナンスしたい人はエステ、リラクゼーション施術がオススメだ。東洋医学やツボ刺激など手法を選べる「ボディケア」は、アロマオイル使用のコースもあり、顔やデコルテなどオプションで部位を追加可能。その他、ストレッチが気持ちいい「タイ古式マッサージ」や足裏のツボを刺激する「フットリフレクソロジー」など、疲労回復、ストレス解消、美肌、ダイエットなどの目的や時間、部位をカスタマイズできるよう、多彩なコースが用意されている。
お風呂&施術のダブル極楽で、施術後には驚くほど、顔はシャキッと引き締まり、カラダが軽い。これはクセになる!
ヘルシー料理がズラリ
ヘルシーメニューを提供するレストランも完備。パスタやピザ、中華やベトナム・タイなどアジア料理にデザートまで。筆者のように酒好きおっさん女子(笑)に嬉しい生ビールやワインに合う鴨餃子や串天ぷらなどアテも豊富、お一人様用ハーフサイズが揃うのも有難い。
朝食のバイキングも女性に嬉しい内容。たっぷりのサラダ、白飯・十八穀米・季節の炊き込みご飯などの和食、パンやスープなどの洋食ほかグラノーラやシリアル、なんとケーキまで40種以上のメニューが揃う。兵庫県産の米や野菜など、産地にこだわった新鮮食材を多用し、カラダの内側からも元気&キレイにしてくれそう。
女性専用カプセルルームが新登場!
今回の改装で、女性専用カプセルルームが誕生。従来のカプセルルーム=狭い、寝るだけというイメージを覆すお洒落なデザインで、パーソナルスペースは高さや奥行きを十分とってあり、圧迫感は全く感じられなかった。利用者のみ入室可能なセキュリティシステムを導入し、安心して宿泊できる。滞在中は天然温泉・サウナ24時間利用可能。19インチのテレビも備えてあり、1人の時間をゆったりと満喫!寝具にはテンピュール社製枕と羽毛布団を使用、ぐっすり快適に眠ることができる。
一生懸命な現代女性の駆け込みオアシス
昼間は旦那様や子供たちを学校に送りだした主婦の方やマダムたち、夕方からは仕事帰りの女性が癒しを求めてやってくる。母娘や友人同士ほか、一人利用も多いそう。カプセルルームは温泉や朝食バイキング付きで5,000円前後と格安なため、ビジネスホテル代わりに利用するキャリアウーマンが増えているとか。確かに残業で遅くなった時など、家に帰ってシャワーをあびて寝るよりもここでエネルギーを補充した方が翌日、頑張れそうな気がする。
ココロやカラダが疲れすぎる前に、癒しケアで軌道修正。何かとストレスの多い一生懸命な現代女性が元気で頑張るために通い続けられる「マイスパ」が三宮に誕生!
ぜひ予定に組み入れて、その素晴らしさを体験してほしい。
神戸レディススパ
神戸市中央区下山手通2-2-10
(受付は神戸サウナビル3F)
24時間営業/無休
078-322-1726
http://kobe-ladies-spa.com/
※タオル、館内着、ボディソープ、シャンプー・リンス、歯磨きセット、ドライヤー、
クレンジングやメイク・ヘアケア用品など充実のアメニティ