2015年
3月号
3月号
「神様の結うとおり」35柱モニュメント完成 伊弉諾神宮~濱神社を結ぶ
2012年、古事記編纂1300年記念の年に、国生み神話の舞台となった淡路島でも様々な事業が行われたが、3年間の事業の集大成となるモニュメントが完成した。日本誕生の原点である伊弉諾神宮から濱神社までを神と人を結ぶ「神様の結うとおり」と名付け、古事記に記されている国生みに続いての神生みによる35柱の神々のモニュメントを設置しようというもの。モニュメントは伊弉諾神宮大鳥居の古材を再利用して作られ、台座には35の神々の名が刻まれている。一つひとつ異なるデザインは京都造形芸術大学・関本徹生教授が監修。伊弉諾神宮から濱神社までの道路沿い、郡家商店街周辺に設置された。
2月22日に除幕式が開催され、今年5月3日~5日は、花博記念事業「神様の結うとおり」イベントも予定されている。このモニュメントによって、国生みの島・淡路島のPRとともに、古代の国づくりの心に触れ、この地が人間本来のあり方を感じられる「心巡りの聖地」として親しまれ、神と人を結ぶ道のパワースポットとして地域の活性化につながることを期待したい。