2015年
8月号

連載コラム 「第二のプレイボール」Vol.6

カテゴリ:文化・芸術・音楽

文・写真/岡力<コラムニスト>
引退後にさまざまな世界で活躍している元プロ野球選手が経営する、阪神間の店舗・施設等をご紹介します。

Vol.6 「勇者に立ち向かった野武士 栗橋茂さん」

 阪急・近鉄・南海…関西に私鉄3球団があった頃。豪快なスイングで目の覚めるようなホームランを放ちパ・リーガーを熱狂させた選手がいる。和製ヘラクレスこと栗橋茂さんは、東京都板橋区の出身。帝京商工高校~駒澤大学を経て1973年ドラフト1位で近鉄バファローズに入団。当時は、阪急ブレーブス黄金期。そんな中、野武士と呼ばれた猛牛軍団の主砲として勇者に立ち向かった。「あの時の阪急は、本当に強かった。5点リードしていてもひっくり返されそうで恐かった。チーム自体は、地味だったけどね(笑)」西宮球場で印象深かったエピソードについてお聞きすると「阪急という球団は、とにかくファンとの交流やサービスを大切にしていた。試合前だというのに福本豊さん、バンプ、そして競走馬がグランドでレースを始めた事があった。あれは、ベンチで見ていて鬼気迫るものがあったね」。
 1979年のリーグ優勝を機に政権は、近鉄へと移行していく。自身も1977年以降は、10年間に渡り二桁本塁打を記録し球史に刻む。晩年には、阪神タイガースとのトレード話も浮上した。しかし「生涯、近鉄」を貫き通し1989年現役生活にピリオドを打つ。「あの時、阪神に行っておけば…ほんと後悔だよ」と冗談交じりに当時を振り返る栗橋さん。
 現在は、藤井寺球場があった場所からほど近い場所でスナック「しゃむすん」を経営している。店内には、現役時代に使用していた備品や球場の装飾品を展示。まさに近鉄バファローズ博物館である。お手製のアテとお酒で乾杯。パ・リーグ談義に花を咲かせる至福のひと時。神戸からのビジターも大歓迎である。

聖地「藤井寺」で店を構える栗橋さん


グッズや備品が展示された店内


しゃむすん

大阪府藤井寺市
藤井寺1丁目2-6
【営】20:00~翌1:00
日・祝休み

〈2015年8月号〉
神戸の粋な店 アルポルト神戸
特集 ー扉 神戸グローバルスタイル
外国人も 暮らしやすい街・神戸 フリッツ・E・レオンハートさん
オフィスも住まいも、 作り込まない〝ラフ〟な空間が 好きです 星加 ルリコさん
家族一緒に過ごせる時間と空間を大切にしています MEMEさん
人にも真珠にも、神戸の山と海、自然の光がとてもいい チョウドリー・ケタンさん
外国人が必要とするものが揃っている キラン・S・セティさん
その美、その壮、実に名状べからず かつて、東洋のウォール街とよばれた「栄町」
カミネ HUBLOT FAIR
特集 ー扉 KOBE Tor Road
トアロードとは 北野と居留地を結ぶ緑の坂道
トアロードを語る トアロードに店舗を持つ意義 「婦人帽子 マキシン」
トアロードとともに
Queen of Hoot(クイーン オブ フート)
自己研鑽し、親睦を深め、 友情のエネルギーを 社会に役立てよう!
淡路島でマツダブランドを「体歓」! 神戸マツダ ファンフェスタ 2015
国際ロータリー第2680地区 神戸西ロータリークラブ 心の「四季節」便り
連載コラム 「第二のプレイボール」Vol.6
ようこそ、 榎忠(エノキチュウ)の世界へ ー 扉
高野山開創1200年特別企画展 「いのちの交響 ~空海の地で会う日・韓現代美術~…
戦争するのは、人間だけ
高野山開創1200年特別企画展
「エノチュウ」の作品に思うこと
団地共同組合神戸木工センター 伝統ある「神戸洋家具」の技術を伝えたい
兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第五十二回
耳よりKOBE 日本・ハンガリー交流のより一層の充実に向けて 駐日ハンガリー大使…
海文堂最後の店員がまとめた 『海の本屋のはなし−海文堂書店の記憶と記録』出版
デビュー作で直木賞候補 時代小説の新星!新作『人魚ノ肉』を語る 木下 昌輝氏 独…
神戸のカクシボタン 第二十回
神戸鉄人伝(こうべくろがねびとでん) 第68回
第十八回 兵庫ゆかりの伝説浮世絵
触媒のうた 54
神戸のバーめぐり KOBE OLD & NEW vol.9
[神戸百店会NEWS]ミラノ万博「日本館」の制帽をマキシンが制作