2026年
11月号
11月号
神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする 神戸ビーフ講座㉛
大正~昭和前期の肥育②
大正~昭和前半にかけて本格的な肥育がおこなわれるようになってきたことは前回ご紹介しましたが、具体的にどのように育てていたのでしょうか。
当時、肥育農家はその技術を〝秘伝〟としていたのであまり記録がありませんが、資料には素牛は純系の但馬牛の雌牛だったとあります。2歳半くらいまで農耕用として使役していた牛のうち、体格の良い大きめの個体が好まれました。
この時代は暗い場所の方が牛が落ち着くと考えられており、約3m四方の真っ暗な部屋で飼っていたようです。地面を数十cm掘り下げてそこに稲藁を敷き詰めた深厩方式で、敷料の藁は交換せずに毎日補充していくため、牛の〝敷き布団〟がどんどん厚くなっていきました。














