2026年
11月号
11月号
トアロードで愛され続ける小さな喫茶店 喫茶マリーナが55周年を迎える
かつて北野・山本通りに居を構えた外国人たちは、トアロードを通り職場のある居留地へ通った。トアロードには、紳士服、舶来品、パン、デリカのお店が軒を連ね神戸のハイカラ文化を育んできた。そんなトアロードに喫茶マリーナがオープンをしたのは1971年で、10月5日に55周年を迎えた。
カウンター4席、テーブル3席の小さな喫茶店には開店当時から多くの客がつめかけた。現在も朝のモーニングからランチ、その後もリピーターたちが憩いをもとめ途切れることなく来店する。いわばトアロード界隈に住む人々のサロンのような不可欠な存在となっている。モーニングはトースト、タマゴ、サラダと深いコクのコーヒー、ランチにはハンバーグ定食、カレー、ハヤシライス、パスタなど懐かしのメニューも定番。10月2日、3日の2日間は日頃の感謝を込めて、全メニューが半額に。多くの常連客が訪れ祝福、店内はお祝いのお花でいっぱいになり、いかに地元で愛されてきたかを窺い知ることができる。
1977年にはNHK朝の連続テレビ小説『風見鶏』が放送され、異人館のまち神戸として観光地化が進む。1995年には阪神・淡路大震災が発生し、多くの建物が被害を受けた。そんな神戸の街の変遷を見守り続けてきた。これからも神戸のまちと共に歩み続けていく。
















