11月号
神戸のカクシボタン 第155回 家に貴重品を置かない… 神⼾貸⾦庫センターとは!?

写真/文 岡 力
ニュースで空き巣や強盗など貴重品を狙った犯罪の増加が報じられる中、「自宅に貴重品を置かない」という新しい防犯の考え方を広めようとする取り組みが注目を集めている。神戸ファッションマートを受付拠点とする民間貸金庫「神戸貸金庫センター」だ。金庫室の場所は防犯上非公開とし、プライバシーとセキュリティに配慮した管理体制を整えている。さらに、元警察署長の視点を採り入れ、犯罪者の心理に迫った「狙われにくい運用」を重視している。
近年、銀行の貸金庫はサービス縮小の流れにあり、必要としながらも利用できない人が増えている。一方で、前述の通り自宅保管にも大きなリスクが伴う。これからの時代、私たちはどのように防犯と向き合うべきなのだろうか。運営母体である合同会社JLS プラニングに取材を行った。
「貸金庫は、単に資産を守るためだけのものではなく、自宅からリスクを遠ざけ、家族の安全を守るための暮らしの防犯インフラになり得ると考えています。弊社グループは長年にわたり、貴重品輸送や国際物流に携わってきました。神戸と縁の深い真珠業界でも、オークションの物流業務を一手に担うなど、貴重品を扱う現場で経験を重ねてきました。警備業の認定を受けたグループ会社が培った安全管理のノウハウも、貸金庫の運営に生かしています。金庫自体の強度だけでなく、運用面での安全性も重視しています。従来からある貸金庫という仕組みを、現代の防犯・相続・資産管理のニーズに合わせて、改めて提案したいと考えています」。
防犯を他人事と捉えず、自らの財産と家族の安全について真剣に考える時期が来ている。


事業責任者の小上馬 康介(こじょうま こうすけ)さん
■岡力(おか りき)
放送作家・コラムニスト・イラストレーター、ふるさとが神戸市垂水区。関西の大衆文化をテーマとした執筆、番組を企画。日本放送作家協会関西支部事務局長・大阪芸術大学短期大学部客員教授、作家養成塾 文想・神戸電子専門学校講師。













