2012年
2月号
2月号
兵庫県洋菓子業界の歩みが一冊に 兵庫県洋菓子協会 65年記念史 刊行
兵庫県の一大産業でもある洋菓子。ニーズの高さから県下でも多くのイベントが開催されてきた。ゴールデンウィークに大丸神戸店で開催される「洋菓子フェスタ in KOBE」や、若手パティシエが技を競う「クリスマスケーキコンテスト」は今や一大イベントとして定着。中でも、2008年に開催された「第20回全国洋菓子大博覧会(姫路菓子博)」では、全国から約92万人を集まるなど、兵庫県に多くの経済効果をもたらした。とくに工芸菓子「姫路城 白鷺の夢」は、和洋菓子の垣根を越えた共同作業で、その精巧な技術力の高さから多くの来場者を魅了した。
兵庫県洋菓子協会では、2011年に65周年を迎えたことを機に、記念史を発行した。全国ブランドの洋菓子メーカーが多い兵庫県。洋菓子高等職業訓練学校の開校など、優秀な若手の育成にいち早く取り組んだ姿や、阪神・淡路大震災から立ち上がった会員企業の奮闘記などの内容が凝縮されている。また、全国洋菓子技術コンテストや西日本洋菓子コンテストの入賞作品をカラー写真で紹介するなど、パティシエをめざす若手にとっても参考となるバイブルのような一冊に仕上がっている。「この記念史から、パティシエをめざす若い方々が、先輩方が築いてきた“誇り”を引き継いでいただければ」と比屋根毅会長(エーデルワイス)。
兵庫県洋菓子協会事務局
TEL 078・871・5938