3月号
洗練された“神戸らしい”クラフトビールで乾杯!
新開地の工房でクラフトビールを製造している神戸湊ビール。同工房のオリジナルクラフトビール「神戸湊ビール ハーバービア」シリーズの生ビールを味わえるのは、三宮ではバー&レストラン「ノミーナ」だけ。美味いビールとお料理を追求するお2人に対談いただいた。
<神戸湊ビール ブルワー>岡田 陽士 さん
<バー&レストラン「ノミーナ」 オーナー>中島 光繁 さん
中島 当店では西区の農園でとれた新鮮野菜や、マイスター手作りソーセージなど食事をしっかりお出しするバー&レストランですので、やはり一杯目は美味しいビールを飲んでからお料理を味わってほしいと思っています。そんな中で、数年前に見本市で神戸湊ビールさんの「ハーバービア」に出会い、仕入れをお願いしました。フルーティーで苦みの利いた味わいのビールは、独自のスタイルですね?
岡田 一般のクラフトビール工房は、ドイツの伝統的なスタイルを継承した味が多いと思いますが、神戸湊ビールではイギリスやアメリカ西海岸のスタイルを採り入れていまして、神戸では他にないでしょう。麦芽をぜいたくに使用し、ホップは3種類厳選した、モルトの旨みとホップのフルーティーさが味の特長。大規模なメーカーさんではちょっと作れない、私どものような中規模の工房でしかできない味わいです。
中島 お客様にもおかげさまで好評で、皆さん美味しいと言ってくださいます。クラフトビールというと一杯をじっくり飲むイメージでしたが、このビールはどちらかというとすっきりしていてお料理とも相性が良く、おかわりをいただきやすいんです。
岡田 お店のオーナーさんとお話しをして、味がわかっていただけるな、と感じるお店にしか生ビールは卸さないと決めているんですよ。
中島 そうですか(笑)私はビール好きですが専門家ではありませんから恐縮です。でも「あの店のビールは美味しいなあ」と言っていただけるのは何よりですね。
岡田 ビールづくりで大切にしているのは、神戸らしい、洗練された味わい。都会的で、余韻が感じられる、なにかハッとするような大人の味わいを求めています。イタリアンやフレンチなどのお料理にしっかり合って、なおかつお料理にも負けない香りを実現したいと願い、試行錯誤しています。
中島 現在は、定番のハーバービア「ブラウン・エール」、「ペール・エール」のほか、そのときだけの銘柄を随時、置かせていただいています。次に来たときにはまた新しい味に出会えるのもうれしいですね。
岡田 味わいが少しずつ変わっていくのも、クラフトビールの魅力のひとつです。飲まれる方がどんな味をお求めになっているのかも研究しつつ、これからもさまざまな商品を生み出したいです。
中島 ビール好きな方はぜひ一度、お飲みになってください。
BAR&RESTAURANT NOMIENA
TEL.078-333-6544
神戸市中央区下山手通2‐11‐30
TN-11ビル1階
18:00~翌4:00(日・祝は24:00まで)
不定休