10月号
レクサスと日本のモノづくり ⑦
クオリティなくして文化は変えられない
ケンミン食品株式会社
代表取締役 会長
高村 一成 さん
ビーフンと言えばケンミン。日本人のほとんどがそう思うだろう。そのような次元に至ったのは、品質の高さを追い求めて努力を重ねてきた結果。来年創業70年を迎えるトップメーカーの道に、妥協の文字はない。
国内約6割という高いシェアを誇るケンミンのビーフン。ところで、その原料は何かご存じだろうか?答えはお米だが、日本のお米=ジャポニカ種ではなく、パサパサと細長いタイ米=インディカ種が好適だという。しかし、タイ米なら何でも良いという訳ではない。日本のお米にコシヒカリやササニシキがあるように、タイ米にもさまざまな品種があるが、その銘柄まで厳選。さらに、良い原料を安定的に確保すべく、30年以上前からタイに工場を設けている。
製法にもこだわりが。精米・洗米後吸水させ、水と混ぜて砕き脱水、それを蒸して団子状にしたものを押し出してめん状に。さらに再度蒸し、熟成させることによってコシを生む。乾燥~裁断~検品して出来上がるが、要所要所で職人の勘と経験、そして手作業が必要で、特に検品には工場スタッフの1/3を配置。人の手による丁寧な仕事が品質を支えている。
原料と製法、そしてもう一つ、重視しているのは人材だ。インパクトのあるCMはビーフンの美味しさを広めたいという思いからスタートしたが、結果的に社会的な認知度が高まって優秀な人材が集い、彼らが情報発信をおこない、新たな商品開発や飲食部門などを発展させてきた。その上で品質をさらに磨き、ほんもののビーフンを日本に定着させ、食文化を変えてきたのだ。創業70年を節目に、代表商品ケンミン焼ビーフンの世界進出を開始。ケンミンを世界ブランドへ。挑戦は続く。
ケンミン食品を率いる高村一成会長は「ブランドの草創期からレクサスに乗り、これが3台目。安定感も操作性も居住性も魅力です」と、LS500hのクオリティを評価する。レクサスもまた、品質で日本の自動車文化を変えていく。
ケンミン食品株式会社
代表取締役 会長
高村 一成 さん
■健民ダイニング 本店
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休日11:30~15:00(L.O 14:30)
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