4月号
明石海峡大橋、今春で開通20周年!
本州と淡路島をつなぐ夢の架け橋「明石海峡大橋」が開通して、2018年の春で20周年を迎える。
世界最長3911m、勇壮そのものの吊り橋は、黄昏時には美しいイルミネーションをまとい、幻想的な光景に変化。明石海峡大橋では、世界で初めて、光の色を自在に演出できる照明器具をケーブルに設置して、世界一の吊り橋にふさわしいイルミネーションを毎日行っている。赤、緑、青、3個の無電極ランプが一組となった1084組もの照明が取り付けられ、虹の架け橋を演出する。
神戸から明石海峡大橋を渡った淡路SAは、明石海峡大橋の雄大な景観を間近で眺められることから、「橋のみえる丘」と呼ばれ、レストラン・フードコート・売店・道路案内所・展望テラスなどがそろうドライバーの憩いのスペースとなっている。ご当地ならではのお土産も豊富に揃う。
上り線にある「恋人の聖地」シンボルモニュメントは、明石海峡大橋の雄大な風景を見渡す絶好のロケーションに設けられている。天井が作り出す光と影が、モニュメントの床面に落ちるハートのシャワーとなる。下り線には「大観覧車」もあり、空中散歩を楽しむことができる。
淡路島南パーキングエリア リニューアルオープン!!
本年3月より、淡路島南パーキングエリア(上り線)がリニューアル。非日常の旅を演出するため、「賑わい」、「眺望」、「回遊性」を考慮して、船舶をイメージした施設に生まれ変わった。
大鳴門橋と鳴門海峡を見ることができるように2階から4階までテラスを設け、エレベーターを新設し、ホスピタリティあふれる施設に整備し、店舗の面積を拡張し開放的で利用しやすくなった。フレッシュルームも新たにベビールーム、インフォメーションを設置し一新。より快適に利用することができるようになった。
「蓄光石」による光の演出を幻想的に表現
国生み神話で知られる淡路島。「古事記」、「日本書紀」に国土創造の夫婦神として現れる伊弉諾尊・伊弉冉尊が、漂っていた大地を完成させるため天浮橋に立って、「天の沼矛」をもって混沌とした大地をかきまわし、この時矛を引き上げたときに、沼矛の先から滴り落ちたものが凝り固まってひとつの島となった。その島が「淡路島」とされている。
日本発祥の地「淡路島」の国生み神話をモチーフに、蓄光石によるモニュメントが製作された。蓄光石(正式名称「蓄光発光セラミックス」)は、昼間の太陽光や蛍光灯の紫外線を吸収して蓄光と発光を繰り返すセラミックス素材(人工石)だ。耐久性・耐光性・耐摩耗性・耐水性にも優れ、また放射性物質や有害物質を一切含んでいないので、地球環境にも優しいモニュメントとなっている。