2017年
8月号

元町の活性化は神戸の活性化 ソフト面の質を向上させる一年に

カテゴリ:神戸, 経済人

6月6日の総会で、神戸元町商店街連合会会長に就任したマスヤ株式会社・近藤裕重さん。
明治の開港後、明治7年(1874)に元町通の名称が布告されてから、神戸の顔として親しまれる神戸元町商店街の今後についてうかがいました。

「つながり」をテーマに

―会長の任期は2年ですが、どのような活動方針を考えられていますか。

近藤 まずこの一年は、商店街の内部の質を上げることを目標にしています。そのためには、一過性で終わってしまうことの多いイベントの開催などよりも、商店街で働く皆さんとの「つながり」を重視したいと思います。元町商店街は東西に1・2㎞、約300店舗が軒を連ねます。その一丁目から六丁目までの理事を集めて、また30代~40代の若手の皆さんの意見も取り入れるため、青年部との食事会などを通して深いつながりをもちたい。そこから生まれるものは多々あるはずです。
 こんな話があります。「道を歩いていると、レンガを積んでいる人がいた。『何をしているんですか』と聞くと、一番最初の男は『レンガを積んでいます』とだけ答えた。二番目の男は『壁を造っています』と答えた。そして三番目の男は目を輝かせながら『教会を造っています』と答えた」というものですが、人の生き方はこういうことが大切だと思うのです。つまり、日々自分の店で物を売ったり事務作業をするにしてもただそうしているだけでなく、『元町をすばらしい街にするために働いているんです』というモチベーションがあるのとないのとではまったくちがう。私がこの一年目標にする「人々のつながりをもつこと」も、長期的に考えた上で結果的には元町の活性化、ひいては神戸の活性化、日本経済の活性化につながることだと思います。私の2年の任期はその足固めのための期間でしょう。

元町の元気は神戸の元気

―歴史のある神戸元町商店街は、神戸の原点といってもいいですね。

近藤 明治7年に元町と名付けられてから、明治34年(1901)にはそごう(現在は三宮に移転)が、明治41年(1908)には大丸が開店するなど歴史があります。老舗が多いので道幅が広く、ゆっくりお買いものいただけるのも元町の魅力です。他と比べると路地も多く、路地を入ったところにおもしろい店舗を見つけたりといった楽しみもあります。一年の中で大きなイベントといいますと夏の元町夜市、秋のミュージックウィークがありますが、これらは商店街一丸となって盛り上げています。
 先日、神戸国際フルートコンクールが開催されましたが、会場にはドレスコードがありましたね。ああいったドレスコードのあるイベントは、おしゃれで神戸らしいですし、男性はスーツやネクタイ、女性はドレスを買いますから消費も増大するのでとても良いと思います。神戸のイメージデザインとして、ネクタイをはじめさまざまなアイテムが企画されている「神戸タータン」は素敵な企画だと思いますし、神戸元町商店街連合会でも参画しています。
 現在では三宮は若い方のショッピングの中心、元町はシニア層、ハーバーランドはお子さんのいる家族連れが訪れる場所、といった雰囲気になっていますが、若い方もご家族連れも楽しめるところは元町にもたくさんあります。それぞれのスポットは決してライバルではなく、それぞれが活性化することが神戸の活性化につながります。ソフトの面が充実した元町は、皆さまを温かくお迎えします。

平安時代に山陽道として整備された街道跡が、現在の元町商店街の通りになっている


神戸開港150年を迎えた。赤壁商店は創業149年を誇る


7月に開催される「元町夜市」は、夏の風物詩

神戸元町商店街
連合会会長
近藤 裕重 さん
〈2017年8月号〉
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