2016年
12月号
12月号
NEWS 神戸百店会|第26回ロドニー賞はWAKKUN
神戸凮月堂が主催する神戸の市民賞「ロドニー賞」は、神戸開港の際に祝砲を放ったイギリス艦隊の名にちなみ、神戸っ子を驚かせ、元気づけた人に贈られる。今年はイラストレーター・絵本作家のWAKKUN(涌島克己さん)が選ばれた。
阪神・淡路大震災後の2月にボランティアTシャツのシンボルキャラクターを描いたのをはじめ、神戸元町商店街のフェンスに壁画を手掛けるなど数々の活動を行ってきた。推薦者代表の島田誠さんは「よく歩き、よく喋り、よく絵を描き、みんなをつなげて新しい種をまき続けてきたWAKKUNの活動とその存在に対して敬意を払いたい」と話した。
WAKKUNは授賞式後に『家来の一人もいない王様』のライブペインティングを行った。『家来の~』は数年前からWAKKUNが取り組んでいるテーマで、「人は70億人一人一人が人生の主役を張っていると同時に、70億何人の人の脇役でもある。誰が誰の上でも、下でもなく、誰もが凛と生きていられたらいい」という思いが込められている。