9月号
〈同窓生対談〉多国籍の学び舎で 磨きあった 〝ステラマリス〟の精神
お洒落・ファッション, 神戸, 経済人
神戸を代表する女性経営者である
お二人が、実は同窓生⁉
多感な十代をともに学んだことが、
現在のご自身のベースになったと語られます。
学生時代のこと、男性のお話、
コロナ禍に奮闘される現在まで、気の置けない友人同士のトークがはずみます。
お二人のお嬢さんも同席。笑いの絶えない時間となりました。
シスターの目を盗んで〝かくれ〇〇〇〟にドキドキ!
フロインドリーブさんが今年で創業96年、マキシンさんは80年ですね。まさに、神戸のレジェンドともいえるお二人がご学友とは、びっくりです。
渡邊 当時、神戸海星女子学院に「ステラマリス」というインターナショナルスクールがあったんです。でも、同級生ではなくてね…。
ヘラ 私の方が一歳上で、卒業年でいえば2つ上ですね。
渡邊 私は、小林聖心女子学院を卒業翌日に入学して、最初のクラスは、ヘラの妹・ヨネと一緒でした。矢倉百合の時代です。そしたら、クラスメイトがなんと、7人だったの!
ヘラ 私のクラスなんて、10人で8か国よ(笑)!実は私は学校に入るのが遅れていて…。卒業するころはもう二十歳になろうかというときでした。というのも、その頃、外国人が街なかに住むのは難しくて、六甲山の別荘で過ごしたり、父の仕事の都合で名古屋のシキシマパンに2年近くお世話になっていた時期もあったりしてね。
渡邊 ステラマリスは皆、言語も違えば宗教も違う、文化の集積みたいなところでしたね。そこで、イスラエルのひとは、3月のペサハ(過ぎ越しの祭)の時期は、イーストの入ってない特別なパンを食べるとか、それぞれの国の文化や歴史的背景を知って…。まさに学びながら世界を知るという感じでしたね。
校内での会話は何語だったのですか?
ヘラ 授業はすべて英語ですけれど、友達とは‥‥英語と〝かくれ日本語〟ね!
え!?日本語が禁止だったんですか。