2011年
10月号
10月号
集合!有馬を支える花板さん ねぎや陵楓閣
素材たちが謳歌する季節の味舞台へ
ねぎやの料理を味わうことは、オペラの鑑賞とさも似たり。場面場面の音楽に聴き入るようにそれぞれの器の盛りつけや味覚を愉しむだけでなく、緩急や抑揚を経ながら流れる、献立という物語を満喫できるからだ。
味のオペラを統括するのは都志料理長。「日本料理では同時期に全国で同じ素材が使われるのです。それをどう調理するかが料理人の感性ですよ」と、四十年以上のキャリアで培った〝引き出し〟と手抜かりのない仕込みで、素材というソリストの持ち味を引き出す。旬の魚や野菜が伸びやかに謳歌する料理は、まさに四季折々の味のしらべ。
「料理は流れ」と語る彼の脚本は、いつもハッピーエンドだ。
都志 敏夫 さん
ねぎや陵楓閣
料理長
■ねぎや陵楓閣
神戸市北区有馬町1537-2
TEL.078-904-0675
【料金】お料理プラン(一泊二食付)
一室2名 14,700円~/1名
日帰り昼食プラン 4,350円~/1名
【IN】15:00 【OUT】12:00
【客室】全33室 【P】あり
http://www.negiya.jp