2017年
11月号
11月号
本の装丁に合わせて真っ赤な薔薇がデザインされたケーキと玉岡さん
玉岡かおる 『花になるらん 明治おんな繁盛記』発刊！
玉岡かおるさんの新著『花になるらん 明治おんな繁盛記』（新潮社）のリリース当日（9月29日）、日本旅館「ひさご」にて出版記念パーティーが行われました。親しいご友人や長年の読者が集まり、「みんなで一緒に旅行した日の宴会みたい！」と笑顔あふれる玉岡さん。今回の物語は…京都の呉服商「高倉屋」のご寮人みやびが、名実共にのれんを背負い、皇室御用達の百貨店を目指した女主人の一代記。高倉屋の品といえば皆が信用する、そんな逸品だけを揃え、そして世界を相手に日本の工芸美術の素晴らしさを知らしめたい。女だてらに積極的に商売を拡げ、女性だからこその感性とセンスを武器に動乱の幕末から明治を生き抜く姿が描かれています。奥に控えて習い事に興じるのが一般的な女性像だった時代。「どえらい商売、やりまひょか」かっこいいキャリアウーマンであり、女性が憧れる上司であり、さすが関西の女は違う！と読後はちょっと元気になれる一冊です。
新潮社 1,600円（税別）
本の装丁に合わせて真っ赤な薔薇がデザインされたケーキと玉岡さん
親しい友人や長年の読者が集まり、新著の出版を祝った
