2014年
6月号
街中でありながらリゾート気分を楽しめる「濱泉」

神戸のシェラトンだからできる“おもてなし”

カテゴリ:ホテル

海の手六甲でリゾート気分

4月26日、「神戸六甲温泉・濱泉」がオープンいたしました。
地下1600メートルから毎分最大400リットル湧き出る豊富な湯量、湯温56・5度、鉄分を含む茶褐色で塩分が強く、つかるとお肌がつるつる、もちもち。最高の温泉を確保できました。4月末の段階で、宿泊のお客さまの6割以上にご利用いただき、その中でもさらに6割程度のお客さまには滞在中に2回以上ご利用いただいています。濱泉直結のスパ専用エレベーターをご利用いただける客室フロアでは、専用の浴衣やスリッパなども使って十分に寛いでいただいているようです。
シェラトンスクエアの建物はもともとが飲食施設の用途で造られたものです。温泉の開設には色々と難しいこともありましたが、神戸市の建築課のご指導もいただきながら、出来る限りゆったり感を演出できるように工夫を凝らしました。結果的にオープンが当初の予定より遅れたものの、街中でありながらリゾート気分を楽しめる、海の手六甲にふさわしい施設が完成し、ご利用いただくお客さまにきっとご満足いただけるものと確信しております。

女性、ファミリー、外国からのお客さまにも寛ぎを

ホテル経営には世の中の動きを捉え、方針に取り入れて行動することが重要です。その一つが世界ブランド・シェラトンの強みを生かし、外国からのお客さまが関西に来られて、「神戸のシェラトンへ行けば日本らしさを感じることができる」と思えるホテルづくりです。昨年末にオープンした露天風呂付きのスイートルームや、眺望が抜群の桧造りのビューバス付の和のスイートルームも好評をいただいています。世の中の流れで、「肩までつかる日本のお風呂の良さ」が認められ始め、ただ広いだけのスイートルームが求められる時代ではなくなってきているのでしょうね。
もう一つは、これからの日本経済を支えてくれる女性が活躍できる社会のために、女性が頑張れる環境を作ること。「魅力的な癒しの場を提供するにはどうすればいいか?」と考えた結果、温泉施設や女性専用フロアの開設、パウダールームや授乳室の充実等々で具現化しました。
さらに、神戸、阪神間を含むベイエリアを考えた場合、関空がLCCで活気づき、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®は新アトラクションでますます人気が高まっています。六甲アイランドは、どちらからもアクセスが非常に良く、神戸を訪れるお客さまの玄関口と言っても良いロケーションです。外国からはもちろんですが、ご家族でも安心して快適にご利用いただけるファミリーフロアも7月にオープン予定です。

ホテルがそれぞれの強みを生かし、役割を担う

神戸のホテルはそれぞれにコンセプトを設定し、その強みを生かして営業されています。エリア内でお互い競い合う必要はなく、神戸のベイシェラトンにしかできない役割は何かを常に自問自答しています。まず、働く女性に疲れを取ってリセットしてまた頑張ってもらえる、海外からのお客さまを迎えて日本を感じてもらえる、それに加えて地域の皆さんにとって使いやすいホテルであること、そして広く「地元」といえる兵庫県内、大阪、京都からもちょっと足を延ばして宿泊、温泉、お食事を楽しむことを目的にして来ていただけるホテルであることが私共の役割と捉えています。中でもお食事はホテルの大きな楽しみです。旬の新鮮な食材を使う習慣づけとして、当初から淡路島産を中心に積極的に取り入れてきました。2年半が過ぎ、さらに神戸へ、兵庫県内へ、そして他の地域へもエリアを広げて、より良い食材の提供を心がけているところです。
昨年来、フードセレクトショップ「シェラトンマルシェ」オープンを始め、客室やロビー、中国料理レストランのリニューアルなど新しい取り組みを進め、その一環として「濱泉」をオープンしました。これらはツールに過ぎません。重要なことは「スタッフがツールをどう使いこなして、どれだけのパフォーマンスを発揮できるか?」です。
「温泉ができたから一度行ってみよう」というお客さまはたくさんおられると思いますが、継続してご利用いただかなくてはいけません。社員一人ひとりが、「また来ていただこう」という姿勢でお客さまをお迎えできるよう努めてまいります。

街中でありながらリゾート気分を楽しめる「濱泉」


木下 学さん

株式会社 HNA神戸 
神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ
代表取締役社長