2月号
特集 ー扉 神戸とモノづくり
神戸は世界に開かれた港町として栄え、オリジナリティあふれる独自の文化が根付いてきました。
そして、これらの文化を支えてきたのは、職人の皆様のモノづくりへの愛情と情熱です。
そんな神戸でモノづくりに携わる皆さんをご紹介します。
《洋菓子》
比屋根 毅〈株式会社エーデルワイス 代表取締役会長〉
1937年、沖縄県石垣市生まれ。1966年、株式会社エーデルワイス創業。2002年、同社代表取締役会長および一般社団法人兵庫県洋菓子協会会長。2004年、日本洋菓子協会連合会副会長に就任。2014年9月、株式会社エーデルワイス沖縄設立。全国菓子技術コンテスト内閣総理大臣賞はじめ、国内外での受賞多数。
《眼鏡》
久利 将輝〈株式会社マイスター大学堂 専務取締役〉
1973年、神戸市生まれ。甲南大学法学部卒業後、1996年渡独。ミュンヘン、ライム地区の眼鏡店に勤務の傍ら、職業学校に通う。2001年、ゲゼレ試験合格。オプティーク・ゾンゲス、オプティーク・リースにてゲゼレとして勤務を経て、国立眼鏡学校マイスターシューレ・ミュンヘンに通い、2005年7月マイスター試験合格。2006年に帰国し、現在に至る。
《建築》
赤尾 建藏〈公益財団法人 竹中大工道具館 館長〉
1943年、東京都港区生まれ。1967年、株式会社竹中工務店入社、大阪本店設計部に配属される。1995年、大阪本店設計部長。2002年、財団法人 竹中大工道具館に出向し、現在に至る。兵庫県博物館協会理事、企業史料協議会理事、AAF(Asian Architecture Friendship)代表を兼任する。
《ピアノ調律》
磻田 聖二〈日本ピアノサービス株式会社 代表取締役〉
1972年、神戸生まれ。国立音楽大学 別科調律専修卒業。日本ピアノサービス株式会社で調律、修理技術を研鑽。海外で名器を買い付け、販売や貸し出し業務などを展開。様々なコンサート業務を通じて、これまでに数々の演奏家をサポート。
《神戸洋服》
稲沢 治徳〈柴田音吉洋服店工場長〉
1939年、兵庫県生まれ。17歳で神戸の田中常三郎氏に弟子入り。26歳で同氏の紹介で柴田音吉商店入社。柴田音吉洋服店工場長(チーフカッター)。2004年「神戸マイスター」、2007年厚生労働大臣より「現代の名工」認定。2008年には黄綬褒章を受章した業界を代表する技術者。神戸ものづくり職人大学で講師を務めるなど後進の指導にも積極的で、温厚な人柄で学生たちに慕われている。全日本デザイナー協会員。
《シャツ》
吉兼 和男〈神戸シャツ神戸本店 店長〉
「お客様に育てられるシャツ」
《婦人帽子》
渡邊 百合〈株式会社マキシン 代表取締役社長〉
「震災と職人、そして会社」