2023年
10月号
10月号
連載コラム 「球友再会」 |Vol.8
世界に誇る「日本野球」強さの秘訣を指導に取り入れ育成
『Walk of Fame Japan株式会社』代表・大森淳平さん
あの日あの頃、いつの時代も白球のそばにはドラマがある。
このコーナーでは京阪神の野球にまつわる様々なエピソードをご紹介します。
文・写真/岡力<コラムニスト>
「根性論ではなく合理的な指導、考える野球を推進します」。そう語るのは『Walk of Fame Japan株式会社』代表の大森淳平さんだ。同社はエンターテインメントを活用した街づくりを展開しながら才能豊かな人材を応援する「クリエイター創出事業」を手掛けている。この日は人間形成と技術習得を兼ね備えた日本野球を世界に発信しようと『第1回 WOFJ 野球塾 2DAY’S CLINIC』(2023年8月31日・9月1日大阪市南港中央野球場)を開催した。小学5年生~中学3年生、約100人に対して技術はもちろんフィジカル・メンタルケア・人間力においてもしっかりと指導。総監督に藪 恵壹(元メジャーリーガー・野球解説者)、コーチ陣には岡 義朗(元阪神タイガース)、柴田 佳主也(元近鉄バッファローズ)、上坂 太一郎(元阪神タイガース)といった、かつて関西球界を沸かしたレジェンド達が集結した。他にも元韓国プロ野球選手を招くなどグローバルな視点でのキャスティングも心掛けていた。「今後は日本野球を学びたい留学生も対象にプロ野球育成専門学校を設立したい。引退後もケアできるよう一般教養指導と雇用機会の創出も視野に入れています」と展望を語った。文武両道かつ多様なメソッドで未来の大谷翔平を育成していく。