2016年
12月号
12月号
木彫はちのす会 アトリエ|わが街、夙川千歳町を歩く
手づくりの喜びと木の温もり。自ら手がけたアートを生活の中に
創始者の渡辺一生さんと木彫の出会いは戦後間もなく。軍隊から引き揚げて神戸・元町を歩いていた時、木彫の作品に新しい時代の希望をみたことがきっかけとなり一念奮起、神戸を代表する彫刻家、新谷英夫さんのアドバイスを受けつつ木彫を独学で学び、やがて教室を開いたとか。
はちのす会の木彫は仏像や能面とはまた違い、実用的ゆえに暮らしにも浸透し生活を彩ってくれる。子どもや花などをモチーフにしたお洒落でメルヘンなデザインが多く、愛着の持てる作品ばかり。
現在は約70名の師範のもと、全国のカルチャー教室などで千名ほどが木彫を学び、楽しんでいる。アトリエでは一生さんや二笙さんの指導のもと、師範が研鑽を積む場にも。
■木彫はちのす会 アトリエ
西宮市千歳町4-12
0798-23-3300
※アトリエは師範の研修が主で、
一般の生徒は各地カルチャー教室で募集中。