2018年
10月号
10月号
なるほど医学体験 HANSHIN健康メッセ 2018 ~遊んで学んで広がる健康の絆~
なるほど医学体験
HANSHIN健康メッセ 2018
~遊んで学んで広がる健康の絆~
大阪と神戸、関西を代表する2つの地域を結ぶように海沿いを走る阪神電車。
その沿線に県内に2つしかない「特定機能病院」が存在している。高度な医療の提供や医療技術の研究・開発などを行う特定機能の指定を受ける、神戸大学医学部附属病院と兵庫医科大学病院。2つの病院と阪神電気鉄道会社が開催する体験型イベントを訪ねた。
第3回目を迎える「なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ 2018」は、大阪梅田ハービスHALLをメイン会場に8月24日(金)~26日(日)行われた。医師をはじめとした医療関係者の立ち合いのもと、本物の医療機器などを見たり、触ったりできる体験型のイベントは珍しい事もあり、年々人気が高まっている。第1回目より「病理診断ブース」を担当している神戸大学医学部附属病院 伊藤智雄先生は「今回嬉しかったのはリピーターがいたことです。昨年面白かったからまた連れてきてもらった、と話すお子さんと話ができた時は“やっててよかった!”と思いました。その中に、将来は病理医になりたい!と話してくれた女の子がいて“これはやめられないな”と早くも来年への意欲が湧いてきました」と話す。「子どもたちが電車の運転手さんやサッカー選手を見て“あんな仕事をしたい!”と思うように医療という仕事を見てほしい。そして医療に携わる仕事に就いて欲しい」実行副委員長を務めた兵庫医科大学病院病院長 難波光義先生の言葉が現実になりつつある。