2017年
11月号
11月号
せとうちDMO・村木智裕さんが語る 瀬戸内の中の有馬温泉の役割
近年、注目をあびるDMO。中でも「せとうちDMO」の活動に大きな注目が集まっている。
「せとうちDMO」の中心人物でもある村木智裕さんが有馬温泉で講演を行った。
DMOとは、地域にある観光資源に精通し、地域と協同して観光地域作りを行う法人のこと。全国には130ものDMOが存在するが、その中でも注目されているのが、「せとうちDMO」。10月16日、有馬温泉観光協会が主催となり、せとうちDMOの中心人物でもある村木智裕さんの講演会が開催された。
2015年度、インバウンドの国内消費額は3・5兆円、2020年には8兆円、2030年には15兆円が見込まれる。一方、国内消費は伸びないと予想されている。そんな中で、いかに外国人向けに瀬戸内の多島海、歴史的文化遺産をPRしていくかなどについて村木さんは語った。「市場規模、親和性、競合で絞り込んだ結果、欧米に向けたPRを行いたい。欧米の旅行者は滞在期間も長く、使う金額も大きい。外国人富裕層が旅行するときまず考えるのが宿泊先です。有馬温泉は魅力的です」。
2019年にはラグビーのワールドカップが開催されるが、神戸も会場に選ばれている。瀬戸内と有馬温泉を世界にPRするのに絶好の機会になると語った。