12月号
耳よりKOBE ブラック豚まんの見た目と味のギャップを体感せよ!
「世界は僕を手本にしていますが、僕に手本はない」。世界的建築家の黒川紀章はかく語りき。そして同じクロカワでも、こちらは黒い皮ではあるが、まさに手本なしの状況から1年にもおよぶ苦闘の末に開発され、今や類似品が出回るくらいの名物になっている。
ブラックパールのごとく輝くつややかな皮は美しいが、お世辞にも食欲をかき立てやしない。しかし、食べてびっくり!大きいサイズの豚饅はダイスカットの豚肉の歯ごたえとキャベツのシャキシャキ感を楽しむごとに甘みが広がる。小さいサイズは肉汁と味噌のコクが絶妙、パンチが効いている。そしてこの黒い皮が美味しい。聞けばイカ墨が入っているという。ふっくらもっちりの生地それ自体に旨味があるのだ。
もともと創業65余年の中華食材卸の老舗だが、店主の欧政彦さんが「何かインパクトのあるオリジナル商品を」と開発。「見た目が見た目なので、発売当時は罰ゲームで食べさせられるお客さんもいましてね…」と欧さん。しかし口コミでその美味しさが広がり、今やブラック豚まんは南京町に定着、通販でも人気だ。
そして最近のイチオシは台湾で流行りのスイーツ、豆花(トウファ)。北海道産の大豆から毎朝仕込むふんわり豆腐に蜜をかけ、フルーツまたは小豆、生ピーナツなどの豆をトッピングしたもの。これまでにない感覚のデザートで、あっさりしてヘルシー。
さて、次はどんな商品が登場するのか? これからも南京町のヴァンガード、大同行から目が離せないぞ!
大同行
神戸市中央区栄町通1-3-13
(南京町広場南東)
TEL.078-331-5356
【営業】11:00~18:00 (土日祝は~19:00)
【休業】水(祝日は営業)
【交通】元町駅下車徒歩約3分
【HP】http://www.daidoko.net/
【商品】
・元祖ブラック豚まん
(店頭販売価格:大200円/小100円|通販価格:大250円/小130円)
・伝統豆花/フルーツ豆花(各400円)