2012年
1月号

耳よりKOBE 青春時代の友と歌うよろこび 旧三商大OB男声合唱団 交歓演奏会

カテゴリ:文化・芸術・音楽, 神戸

最後は全員で「聖者の行進」など黒人霊歌を

一橋大学(旧東京商科大学)、神戸大学(旧神戸商業大学)、大阪市立大学(旧大阪商科大学)の旧三商大のOBを中心にして発足した3つの男声合唱団が集まって、1年おきに開催している交歓演奏会。昨年(2011年)11月27日、第5回交歓演奏会が、大阪国際交流センターでおこなわれた。
ステージはまずそれぞれの校歌を歌う「エール交換」からスタート。トップバッターは一橋大学OBを母体にしたマーキュリー・グリー・クラブ、オペレッタ「こうもり」より男声3部合唱の『蝙蝠のワルツ』を披露した。神戸大学グリークラブ出身者を中心にした六甲男声合唱団は、「ふるさと~祖国によせて」をテーマに、「バイカル湖のほとり」「Deep River」など世界各地の故郷を思う歌を選曲。同合唱団は音楽監督を兼任する指揮者が発声指導も担当し、音楽と声づくりが一体となった練習を重ねているのが特徴。南澪会合唱団 は大阪市立大学(旧大阪商科大学)のグリークラブを中心とし、東京の兄弟団・東京南澪会とともに活発な活動を展開する合唱団。今回は大合唱で繊細な「水のいのち」を奏でた。
最後は3合唱団全員で男声4部合唱曲「SPIRITUALS(黒人霊歌)」を、アンコールは「遙かな友に」などを披露、約1000人が集まった観客席からは拍手が鳴りやまなかった。
東京南澪会会長で、この交換演奏会の発足にもたずさわった掛谷正宏さんは「大学は違っても、学生時代から一緒にステージに立って歌ってきた友ばかりだから2年ぶりに会えることはとても嬉しい」と話す。美しく、重厚なハーモニーが特徴の男声合唱の魅力を、存分に味わうことができた交歓会だった。

南澪会合唱団(指揮・山田稔)

マーキュリー・グリー・クラブ(指揮・永井宏)

六甲合唱団(指揮・田中安夫)

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