8月号
特別展 Perfume COSTUME MUSEUM|
2023年9月9日(土)~11月26日(日) 兵庫県立美術館
Perfumeの楽曲、ライブなどの衣装
約170着を一堂に展示
世界を舞台に第一線で活躍を続けるPerfume。リズミカルなダンスで観る者を虜にします。そしてPerfumeの魅力のひとつが個性的で斬新なデザインのコスチューム。今回、世界初となる大規模なPerfumeのコスチューム展が兵庫県立美術館で開催されます。あ~ちゃん、かしゆか、のっちの衣装は三者三様でデザイン性はもちろん機能性にも配慮されています。3人が選ぶお気に入りの衣装など、Perfumeの歩みをコスチュームや貴重な資料と共にお楽しみください!
第1章 近未来型の挑戦者
2005年、Perfumeは楽曲のコンセプトの近未来感を表現するオリジナルの衣装で、メジャーデビューを果たします。当時は既製服をベースとした衣装が多く、スタイリストの内澤研は、セレクトやアレンジによって3人それぞれの魅力を引き出しました。この時期に、その後のメンバーそれぞれの個性を表すデザインの基本形(あ~ちゃん:膝丈、かしゆか:ミニ丈、のっち:パンツスタイル)が提案されます。ファンにとって、ベースとなったものと同じ服を入手することができる衣装は、Perfumeを身近に感じるアイテムでもありました。2010年の初めての東京ドーム公演から、スタイリストのToshio Takeda、三田真一が衣装デザインを手掛けることとなり、華やかな演出の中でも、3人の衣装は大きな存在感を放ちました。
第2章 止まらない進化
国内で評価を固めたPerfumeは、2012年に単独でのワールドツアーを開催します。2013年には「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」にゲストとして招待され、クリエイター集団ライゾマティクス(Rhizomatiks)による最新の映像技術を駆使した舞台パフォーマンスで高い評価を得ました。Perfumeの活動がますます加速していく一方で、幾何学模様を印象的に取り入れたデザインや、折り紙から着想を得た独創性あふれる衣装が生み出されていきます。
第3章 「未来」を超えて
2016年の楽曲「FLASH」において、これまでにないミディ丈の衣装を着用し、力強くも繊細なダンスパフォーマンスを披露します。振り付けにあわせて揺れる裾や袖はダンサーとしてのPerfumeの魅力を引き出すものでした。以降、3人が同じシルエットに見える衣装やプリーツとドレープで有機的な曲線を表現したデザインが採用され、これまでの衣装の定型が覆されていきます。
第4章 ステージに立つの
ファンと同じ時間を共有できるライブをPerfumeは大切にしています。最大限のパフォーマンスを発揮する3人のために、ステージ衣装では演出効果と同時に機能性が追求されます。時間をかけて試作と調整を繰り返された衣装は、身体の可動性が確保されて動きやすく、早替えのため重ね着ができるように工夫されています。本章では、メンバーそれぞれが選んだ思い出の衣装を紹介するコーナーも設けます。
Perfume COSTUME MUSEUM
【会期】2023年9月9日(土)~11月26日(日)
【開館時間】10時~18時(入場は17時30分まで)
【休館日】月曜日※ただし9月18日(月)と10月9日(月)は開館、
9月19日(火)と10月10日(火)は休館
【会場】兵庫県立美術館
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1【HAT神戸内】
【主催】兵庫県立美術館、神戸新聞社
【後援】デイリースポーツ、サンテレビジョン、ラジオ関西
【協力】アミューズ、ユニバーサルミュージック、装苑(文化出版局)
【協賛】公益財団法人伊藤文化財団、大洋工芸
【特別協力】公益財団法人日本教育公務員弘済会 兵庫支部
【企画協力】久慈達也(DESIGN MUSEUM LAB)
【お問い合わせ】078-262-1011(兵庫県立美術館)
【公式サイト】https://www.artm.pref.hyogo.jp/
【観覧料】
※事前予約制ではありません。混雑時は入場制限を行いますので、お待ちいただく場合があります。 ※団体は20名以上。団体鑑賞をご希望の場合は1か月前までにご連絡ください。 ※障がいのある方1名につき、介助者1名は無料です。 ※一般以外の料金でご利用される方は証明書を当日ご提示ください。 ※コレクション展は別途観覧料が必要です(本展とあわせて観覧される場合は割引があります)。
関連イベント
記念トークショー
日時:11月18日(土)
14時~15時30分(開場は30分前から)
出演:櫻井利彦氏(ドレスメイカー)
松丸千枝氏(文化出版局『Perfume COSTUME BOOK』編集/『装苑』
「装苑ONLINE」編集)
会場:兵庫県立美術館ミュージアムホール
定員:230名(9月1日より兵庫県立美術館ホームページで
事前申込・先着順・要観覧券・
芸術の館友の会会員優先座席あり)
学芸員によるレクチャー
日時:9月16日(土)、10月21日(土)
いずれも15時~15時45分(開場は30分前から)
会場:兵庫県立美術館レクチャールーム
定員:60名(先着順)
こどものイベント
10月14日(土)詳細が決まり次第、
兵庫県立美術館ホームページでお知らせします。
問い合せ先:こどものイベント係(TEL:078-262-0908)
ミュージアム・ボランティアによる解説会
会期中毎週日曜日 11時~(約15分)
会場:レクチャールーム
定員:60名(先着順)
この他にも会期中にイベントを開催いたします。
兵庫県立美術館ホームページをご確認ください。
https://www.artm.pref.hyogo.jp/