2月号
業界初! アレルゲン27品目不使用&長期保存麺で、防災食に新風!「ケンミン食品株式会社」
昨年末、発売された「UAA食品® 美味しい非常食シリーズ フォー(米めん)」は、「ビーフン」でおなじみ、ケンミン食品㈱と、防災食・非常食メーカーのアルファフーズ㈱が共同開発。「災害時の食事に困っているアレルギーを持つ人にも、おいしい食事を広げたい」という思いが詰まっている。
ケンミン米めんのノウハウと最新UAA製法のタッグで実現
相次ぐ災害で個々の防災意識も高まるなか、備蓄食品の世界は新たなステージに向かっている。メニューのバラエティーが広がる一方で、「災害時に配られた食事が食べられなかった」というアレルギーに悩む被災者の声も忘れてはならない。国内の食物アレルギー有症率は全年齢を通して1〜2%「災害時に安心して食べられる非常食」は、必需だ。
「被災地神戸の企業として、また東日本大震災のとき関東で被災した経験からも、ずっと防災食に興味があった」というケンミン食品㈱開発課の吉田聖士さん。もともと、主力ビーフンを始めケンミンの米粉めんはすべて小麦粉不使用。製造技術を集約したタイ工場は、小麦アレルギーに対応したグルテンフリーの認証を取得している。創業69年のケンミン米めんづくりの技術を活かし、フォーならではの熱湯で戻したときのつるつる食感にこだわる。そこに、アルファフーズ㈱のUAA(ウルトラ・アンチエイジング)技術が加わり、5年7ヶ月という長期保存麺が実現した。
災害食にとどまらない〝美味しい保存食〟を
これまで子供向けに、アレルゲン7品目に対応した商品の経験はあったものの、調味料を含めたアレルゲン27品目対応の商品化の壁は高かった。「鶏が使えないので、うまみに昆布を使用するなど、災害時にエスニックが苦手な人でも美味しく食べてもらえるよう工夫しました」と吉田さん。
熱湯を注ぎ、4分で完成。袋を器にしてそのまま食べられる手軽さも魅力だ。飲みきれるようにお湯少なめで作るスープは、災害時はお湯の捨て場所がないことへの配慮から。食すと、やわらかく、優しい味わいが体に染み渡る。防災食だけに利用するにはもったいないクオリティー。家庭の保存食に利用したい人も増えそうだ。
今後は、自治体などの公共機関・ネットなどで販売予定。問い合わせは、アルファーフーズ㈱03・6435・6980。
※UAA製法とは、酸素と光を遮断するバリア性のあるアルミパウチ袋に食材を入れ、空気を抜き、新たに不活性ガスを封入、多段階昇温、降温殺菌システムで長期保存を可能にする製法。
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